魔女の宅急便の声優は変わった?高山みなみの二役はなぜ?
1989年7月に公開された、宮崎駿監督作品『魔女の宅急便』。
見習い魔女キキの成長を描くストーリーで、興行収入21億円を超えた大ヒット作品ですね。
映画が大ヒットした背景には、声優陣の影響も大きいかもしれません。
今は、ベテランの声優さんばかりだよね。
『魔女の宅急便』の声優は変わった、といわれているようですが、実際はどうなっているのでしょうか。
そして、キキ役の高山みなみさんが、二役なのはなぜか…。
えっ、なんで二役なんだろう、ほかにいなかったのかなぁ。
登場人物の“声”を担当する声優は、アニメーションにとって欠かせない存在。
その声優が変わった理由と、高山みなみさんが二役であるのはなぜか、調査します!
Contents
【魔女の宅急便】声優は変わったの?
今日は『魔女の宅急便』🧹🐈⬛
— koh (@koh244koh) June 23, 2023
声優さん、キキが高山みなみさんでトンボが山口勝平さんなんだね! pic.twitter.com/rlemmWmuA0
『魔女の宅急便』の声優は、変わったのではなく、決まらなかったというのが正しいかもしれません。
キキに合う人が、いなかったってことだね。
キャラクターごとに声優オーディションが行われたそうですが、最後まで主人公のキキ役が決まらず、困っていたそうです。
声があってこそのアニメーションですから、誰でもいいというわけにはいきませんよね。
声のイメージって大事だもんね。
では、どのようにしてキキ役が決まったのか、詳しく見ていきましょう。
キキ役はどうやって決めたのか調査!
ジブリ作品の同一人物シリーズで 最もすごいのは魔女の宅急便。キキが劇中で出会う、「ウルスラ」という絵描きの少女はキキと同じ声優さんで、一人二役で、悩めるキキと、キキを元気付ける少女の役を同時に演じている。すごい以外の何ものでもない。さすがコナン。高山みなみさん。#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/pHT7BEsVQJ
— あおと★ (@aoao_123don_waa) January 4, 2019
主人公キキの声を担当したのは、高山みなみさん。
最後まで決まらなかったキキ役は、どのようにして決まったのか、ネット上では2通りの説がありました。
キキのオーディションを受けて合格した
当初キキ役は、キキの年齢に近い女の子を選ぶ予定でいたそうですが、オーディションでも見つからず、困っていたのだとか。
オーディションで見つからなかったら、どうすればいいんだろう。
そこで、年齢は違うけれど、オーディションを受けてみた高山みなみさんが大抜擢され、キキ役を勝ち取ったとされる説。
とりあえず声を担当したらキキにピッタリだった
キキ役が決まらずにいましたが、ほかの登場人物の声を録音しなければ、作業が滞ってしまいます。
ですが、主人公がいないと録音しづらい…、そこで高山みなみさんが代役としてキキの声を担当。
相手がいないと、演技しづらいもんね。
意外にも、この声がキキにピッタリだと、ほかの共演者からの強い推薦で決まったとされる説。
今現在の高山みなみさんといえば、人気アニメ『名探偵コナン』のコナン役などで知られるベテラン声優。
知ってる!忍たま乱太郎の“乱太郎”もそうだよね♪
どちらで選ばれたとしても、新人だった当初から声優として光るものがあったのは、間違いないですね♪
ジブリが声優を使わないのはなぜ?
魔女の宅急便はやっぱり涙無しでは見れませんでした。
— 千尋 (@OGa7B0STu3basEa) February 23, 2022
にしても、この声優さんの抜擢はいつ見ても奇跡。
・キキ/ウルスラ→工藤新一/江戸川コナン【高山みなみさん】
・トンボ→怪盗キッド【山口勝平さん】
・オソノさん→アンパンマン【戸田恵子さん】
・ジジ→バタコさん【佐久間レイさん】 pic.twitter.com/wohHv4yT6N
ジブリがプロの声優を使わないのは、わざとらしい声を出すところが、気に入らないのだとか。
その言い方は、ちょっとひどくないかな。(怒)
宮崎駿監督は、「声優は娼婦のような声を出す、話し方や声のトーンなどが普通すぎて物足りない」とコメント。
実際に、1997年に公開された『もののけ姫』以降の作品から、声の担当は俳優中心になりました。
確かに、俳優が担当した声は、棒読みではありますが、素朴でリアルな感じがします。
あまりにも棒読みすぎて、びっくりするときがあるよね。(汗)
ですが、プロの声優が担当する声は物語に入り込みやすく、安心して見ていられる、という意見が多くあるのも事実。
宮崎駿監督の、声優を批判するようなコメントに対して、かなりの物議をかもしているようです。
悪口にしか聞こえないんだよなぁ…。
監督としてのこだわりがあるのかもしれませんが、『声優』という職業をけなすような発言は、残念でなりません。
【魔女の宅急便】高山みなみの二役はなぜ?
#同じ声優でキャラ二人晒せ
— たら太 (@TarataTragedy) January 28, 2023
魔女の宅急便でキキと画家の姉御が同じ声優だって聞いた時は信じられなかった😲
何なら今も少し信じてない🥸 pic.twitter.com/EoAlhiq7p8
すでにウルスラ役に決まっていた高山みなみさんでしたが、キキの声にも大抜擢。
急に主人公の声を任されることになって、驚いただろうね。
ところが、キキ役は決まったものの、今度はウルスラ役がいなくなってしまうことが懸念されました。
ですが、どちらの声にも高山みなみさんの声が必要だと判断され、最終的に二役を演じることに。
当時はまだ新人だったのに、凄いよね〜。
なかなか決まらなかったキキ役を高山みなみさんに決めたのは、声が合っていただけではなく、もう少し深い理由があったのではないかと言われています。
詳しく解説していきますね!
キキとウルスラには共通点があった!
姪っ子が通算100回くらい魔女の宅急便を観ているが
— 晴雲 (@seiunmune) January 3, 2023
初めて「もしかして、この子(ウルスラ)ってコナン君と……声が同じ?」と聞いてきたので
「キキも同じだよ」と言うと
「え〜?」と言いながらアマプラでコナン再生し始めた
1人の声優オタクの誕生を目の当たりにしてしまった pic.twitter.com/Lq8tiyPPPV
キキとウルスラの大きな共通点は、高山みなみさんが一人二役を演じているということ。
そのせいか、他人であるはずの二人が、とても深いところで繋がっているような、不思議な関係に見えましたよね。
ほかにも共通点があるんだよ!
- 親元を離れての生活。
- 自分でお金を稼いでいる。
- 夢をあきらめず強く生きる。
落としたぬいぐるみが縁で出会った二人は共通点が多く、すぐに打ち解けていたのが印象的でした。
運命的なものを感じるよねー。
宮崎駿監督が、「あの人も、魔女じゃないかと思うんだよね」と発言したことから、実はウルスラも魔女だったのではないかと、新たな共通点も。
だとすると、二人の出会いは偶然ではなく、必然だった可能性がありますね。
ウルスラはキキの成長した姿って本当?
💥魔女の宅急便のキキの声をやってます。 高山みなみ(新潟)の本名です。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/Vaudfv37Aa
— ꧁•⊹٭ラブジャパン٭⊹•꧂ (@HarutoAtara) January 13, 2024
ウルスラはキキの成長した姿で、同一人物を描いているのではないかと言われています。
確かに、物語の中でウルスラの名前が呼ばれることはありませんし、エンドロールにも出てきません。
えっ、じゃあ本当に同じ人ってこと!?
キキにとって大事な存在であるはずなのに、名前が出てこないのは不自然に見えます。
やはりキキが成長した姿が、ウルスラであることを匂わせていたのではないでしょうか。
そして、一時的に魔法が使えなくなったキキが、ウルスラに励まされるシーンは、たくさんの人の心に響きましたよね。
うん、頑張ろうって思えたよね!
あの言葉は、ウルスラが過去の自分(キキ)を励まし、キキは未来の自分(ウルスラ)から励まされているという、二人の人生が重なった瞬間でした。
高山みなみさんがこの二人を演じることになったのは、はじめから宮崎駿監督の思惑があったのではないかと、思ってしまいますね。
まとめ
魔女の宅急便を見返して、高山みなみさんの演技って改めて凄いなって感じたんだよね・・・
— LUNA (@LUNA__Channel) January 4, 2023
物語序盤のキキは凄く子供っぽいのに、ラストはちゃんと成長してるのを感じる事が出来る・・・ pic.twitter.com/aCiB58spBg
『魔女の宅急便』の声優は変わったのか、高山みなみさんが二役を演じることになったのはなぜか、調査しました。
声優が変わったのではなく、なぜかキキ役の女の子が見つからなかったんですね。
キキと同じくらいの女の子を探していたんだよね。
結果的に、すでに役が決まっていた高山みなみさんをキキ役に抜擢、ジブリ作品ではめずらしい一人二役を演じることになりました。
今でこそベテラン声優の高山みなみさんですが、その才能にいち早く気づいていたのが、宮崎駿監督だったのですね。
さすが、宮崎駿監督だよねー。
『魔女の宅急便』が2024年3月22日、日本テレビの金曜ロードショーに登場します!
キキとウルスラの関係にぜひ注目して見てくださいね♪