乙事主の「鎮西」はどこ?イノシシはどこから来たのか考察|もののけ姫|ジブリの世界に興味津々♪
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乙事主の「鎮西」はどこ?イノシシはどこから来たのか考察|もののけ姫

乙事主 鎮西
narumi
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ジブリ映画の中でも人気の作品でファンも多いもののけ姫。

作中には様々な動物が登場しますが、その中でも異彩を放つのが「乙事主」ではないでしょうか?

大きく白い体のイノシシで、作中に登場するキャラクターの中でも印象に残る存在ですね。

タタリ神になって亡くなってしまうシーンは悲しい気持ちになったよ…

乙事主が登場する際に、「鎮西の乙事主だ」「海を渡って来たというのか!」というシーンがあるのは映画を何度も観た方ならご存知でしょう。

そもそも「鎮西」とはどこでイノシシたちはどこから来たのか、ファンの間には色々な考察が飛び交っていました!

今回は「鎮西」とはどこなのか、イノシシたちがどこから来たのかじっくり考察していこうと思います。

鎮西がどこか知れたら僕も少し賢くなるかなぁ~。

乙事主の「鎮西」はどこ?

調べてみたことろ「鎮西」とは現在の九州地方のことでした。

実際に「鎮西」と名前の付く地名や高校も九州にはあるようです。

へー!実際に存在する地名なんだね!

作中では「鎮西の乙事主」と名が知れ渡るくらい有名イノシシなのですから名前も九州地方のどこかから名前を取って来たのかなと思いませんか?

実は名前の由来は九州地方とは関係なく、別の地名から取ったのだそう。

乙事主の名前の由来やモデルについても一緒に考察しているので、ぜひご覧ください。

乙事主様の名前の由来かぁ~!モデルもいるんだね!気になるぅ♪

「鎮西」は九州だった!

先にも述べましたが、「鎮西」とは現在の九州地方のことを指すそうです。

「鎮西」は「西を鎮める」という意味があるのだとか。

九州にある大宰府はご存知だと思いますが、大宰府は別名「鎮西府」と呼ばれており、日本の重要な行政機関として九州地方を治める重要な存在でした。

九州地方を治めていたのか。乙事主のイメージとぴったりだね!

このことから「鎮西」とは九州地方の事であのイノシシたちは、九州から遠方のシシ神の森(現在の出雲周辺)にやって来たということになります。

名前の由来やモデルは?

乙事主の「乙事」は長野県諏訪郡富士見町乙事」が由来と言われており、ここには映画監督の宮崎駿さんの別荘があり、監督が映画を制作する際にこの地名から名前を取った可能性があります。

ちなみに長野県の「烏帽子池」はタタラ場の女城主エボシ御前、「甲六川」は崖から落ち奇跡の生還を果たした甲六の名前の由来なのだとか!

宮崎駿監督ゆかりの地から名前を取っているんだね。

モデルとなったのは「古事記」に出てくるイノシシと言われています。

古事記には人間たちの前に大猪が立ちはだかり、英雄たちよりも大きな力で罰を下していました。

「伊吹山の神の化身」と「葛木山の神一言主」という神様が登場する話があるそうで、この二人の神様がモデルでないかと考えられています。

「一言主」に限っては「乙事主」と少し似たような名前に聞こえますね。

古事記かぁ。難しそうだけど読んでみようかなぁ。

【乙事主】イノシシはどこから来たのか考察

「鎮西」が九州であるということがわかりました。

つまりイノシシたちは九州からはるばる本州まで渡ってきたことになります。

僕だったらへとへとだよぉ。

しかし、相当な理由がないとわざわざ九州から本州まで来ようと思いませんよね。

乙事主がシシ神の森までやって来たのには理由があったのです。

それは「元カノを救うため」とも言われているんだとか。

詳しく考察していこうと思います。

海を渡ってきた?

もののけ姫に登場するタタラ場やシシ神の森のある場所は現在の山陰地方ではないかと言われています。

仮に鎮西=大宰府とし、シシ神の森=出雲大社とすると調べたところその距離はなんと約450km!

九州と本州の間には関門海峡があるので、泳いで海を渡って来たのですね。

車でも遠いのに、自分たちの足で移動したんだ!

関門海峡の距離は600m程ですが、イノシシは水が苦手でそもそも泳ぎがそんなに得意ではない動物。

しかし、その気になれば30㎞泳ぐようです。

実際に泳ぐイノシシが目撃されているんだとか。

このことを考えると乙事主たちはすごいですね。

僕は泳ぎが得意だけど、600mも泳ぐなんてすごいねぇ。

神の森にやってきた理由を調査!

そもそもなぜ、海を泳いでまで遠くのシシ神の森へやって来たか、理由を調査してみました!

まず一つ目の理由は「シシ神の森を守るため」です。

エボシ御前たち人間が、シシ神の森を破壊することを止めるために多くの仲間を引き連れてやってきました。

イノシシの大群が押し寄せるシーンもあったなぁ。すごい迫力!

乙事主はお兄ちゃん的存在で、タタリ神が一族から出てしまったことをとても嘆き、悔やんでいました。

その原因は人間ですから、その憎しみは大きなものだったのでしょう。

二つ目の理由は「元恋人であるモロの危機を救うため」です。

元カノを救うためだなんて!かっこいい~

もののけ姫の裏設定で、乙事主とモロは一度恋に落ちたというものがあるようです。

乙事主とモロが再会するシーンで「少しは話の分かるやつが来た」とモロが発言していることから、昔からの知り合いで関係はそこまで悪くはなさそうですね。

別れてしまった理由は「人間をめぐっての意見の食い違い」だったそうです。

価値観が違うと一緒にいてもツライことがある…。

いつの時代でも意見の食い違いですれ違うことはあるのですね。

お互いが嫌いで別れたわけではなさそうなのであくまで一つの考えですが、乙事主がモロを助けにシシ神の森にやって来たことに納得はいきます。

まとめ

今回は鎮西はどこなのか、イノシシたちはどこから来たのかをじっくり考察していきました。

鎮西とは「西を鎮める」という意味があり、現在の九州地方のことを指します。

ちょっと僕も鎮西に行ってみようかしら♪

乙事主たちは九州から関門海峡を経て本州(現在の出雲周辺)に渡ったと考えられ、人間と戦うための強い気持ちを持っていました。

もし実際に関門海峡を見る機会があったら「あぁ、ここかぁ」と感動するはずです!

ロケ地巡りみたいで楽しそう~。

乙事主について考察をしながら、聖地巡礼でどこか旅行に行ってみるのも良いかもしれませんね。

イノシシたちがどこから来たのかなど、理解してもののけ姫を観るとさらに映画を深く楽しむことができるのではないでしょうか♪

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