コクリコ坂からの舞台「高校」の場所どこ?ニューグランドや港の見える丘公園・メルの家を紹介|ジブリの世界に興味津々♪

コクリコ坂からの舞台「高校」の場所どこ?ニューグランドや港の見える丘公園・メルの家を紹介

コクリコ坂から 舞台
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昭和38年の横浜を舞台に、海と俊の甘酸っぱい恋愛模様が描かれた作品、「コクリコ坂から」。

2人の通う高校の場所、ご存じですか?

ニューグランドや港の見える丘公園など、今も横浜を象徴する建造物が多く映画に登場していますよね。

いつかロケ地をめぐってみたい♪

今回の記事では、

ポイント!
  • コクリコ坂からの舞台「高校」の場所どこ?
  • ニューグランドや港の見える丘公園・メルの家も紹介

以上の2点を中心にお伝えします。

メルの家「コクリコ荘」は実在しているのか、その他作品のロケ地となった場所についても調査しました。

コクリコ坂からの舞台「高校」の場所どこ?

海と俊が通っている港南学園には、モデルとなる高校がありました。

いくつか謂れはあるようなのですが、ファンの中で最も近いと噂されているのが緑ヶ丘高校

なにが物語と似てるのかな?

まずは緑ヶ丘高校がモデルであるといわれる理由を、作中の高校との共通点を挙げながら考察していきます。

学生寮カルチェラタンについてもモデルを予想しましたのでご覧くださいね。

舞台の最有力候補は神奈川県立横浜緑ヶ丘高校!

港南学園のモデルは公表されていませんが、作品を愛する人達の間ではいくつもの高校が候補に挙がっています。

中でも共通点が多く、一番近しいといわれているのが神奈川県立横浜緑ヶ丘高校。

1923年創立の、歴史の長い学校だよ。

坂を上ったところに位置し、コクリコ荘がある設定の場所からも近いというのがその理由です。

さらに正面玄関にも、港南学園を彷彿とさせるものがあるそうですよ。

実際に見てみたくなってきた…!

ちなみに、他に似ているといわれている高校は以下の通り。

  • 神奈川県立希望が丘高校
  • フェリス女学院高校
  • 横浜共立学園高校
  • 横浜雙葉高校

それぞれ少しずつ近しいところがあるようで、港南学園は各高校の良いところを落とし込んで生まれたのかも知れません。

ファン達、こんなに似ている高校を集められてすごい!

カルチェラタンは跡見学園がモデル?

さて、海達の高校に古くから君臨する洋館「カルチェラタン」。

かつて港南学園が男子校だった頃に学生寮として使われていたもので、物語の中では男子学生の部活動の場として利用されていました。

正式には「清涼荘」というそうです。

名前の由来「カルチェラタン」はフランスにある地区で、当時は学生運動が盛んにおこっていたんだって!

この建物にも、参考にしたのでは?と噂になっている建物がいくつか存在しますが、ここでは有力なものを2つ。

1つは東京都三鷹市にあるジブリ美術館。

これは宮崎吾郎監督が明言していて、天井まで螺旋階段が続いている様子や吹き抜けの感じはどことなく似ていますよ。

ジブリ美術館の造りもミステリアスで引き込まれるよね。

もう1つは日本人が設立した一番古い女子校、跡見学園です。

明治8年に開校した名門校で、当時の寄宿舎がカルチェラタンにそっくり!

カルチェラタンも明治時代に建てられた設定になっているよね?

跡見学園は日本の女子校で最初に教育の仕組みを確立させ、当時はまだ珍しかった「女性の自立」を目指した学校です。

女子学生が暮らしていた建物を、男子学生の集い場として模倣されていることに意外性を感じました!

【コクリコ坂から】ニューグランドや港の見える丘公園・メルの家も紹介


さて、メル達の高校について判明したところで、作中に描かれているその他のスポットについてもご紹介しましょう。

「コクリコ坂から」はジブリで初めて、ロケ地を明言している映画なのだそうです。

舞台は全て横浜市で、横浜港周辺の歴史的建造物がたくさん出てきますよ。

横浜市の観光PRも兼ねていたらしいね!

劇中に登場した主な場所は以下の通り。

  • 山下公園
  • JR桜木町駅
  • クイーンの塔
  • 氷川丸
  • ホテルニューグランド
  • マリンタワー
  • 港の見える丘公園
  • 谷戸坂
  • 西洋館
    • 横浜市イギリス館
    • 山手十番館
    • 山手資料館
    • 山手243番館
    • エリスマン邸
    • ベーリック・ホール
    • ブラフ18番館
    • 外交官の家
  • 旧柳下邸
  • 丸英商店
  • 宮崎生花店

市電に貼られていた広告「宝田洋食器店」も元町に実在するお店だよ。

細かく見ていくとまだまだあるのですが、止まらなくなってしまうのでこの辺で…。笑

この中からニューグランド、港の見える丘公園、メルの家の3つについて、詳しく解説していきますね!

①ニューグランド

ホテルニューグランドは、海と俊が山下公園を歩いているシーンで背景に登場しています。

1927年に建立された歴史の長いホテルで、第二次世界大戦後まもなく、マッカーサーが宿泊したことでも知られていますよ。

「マッカーサーズ・スイート」という部屋があって、元帥の写真が飾られているよ。

ニューグランドは2つの建物で構成されていますが、映画で見えるのは本館のみ。

もう片方のタワー館ができたのは1991年なので、敢えて描かれていなかったのでしょうね。

物語の時代背景を再現するために、事細かに調査していたことが伺えます。

だから懐かしい感じがするんだろうなあ。

ちなみにこのホテルは横浜港から近いことも関係して、昭和30年代宿泊客の約8割は外国人だったという情報もありました。

山下公園で主人公2人とすれ違う人の中に外国人がいるかどうか、探してみるのも面白いかもしれません。

②港の見える丘公園

みなとみらい線、元町・中華街駅から歩いて5分ほどの所にある「港の見える丘公園」。

ここはかつて外国人居住地があった場所で、かつての西洋を感じられる洋館をいくつも見ることができますよ。

イギリス館ではバラがすっごくきれいに咲いているよ~!

園内の中央あたりには展望台があり、横浜港やベイブリッジを一望できます。

「コクリコ荘」は実在しませんが、ここから神奈川近代文学館あたりに建っている設定なのだそう。

メルが毎朝掲げていたU・W旗や、作品の案内板が吾郎監督のサイン入りで設置されています。

旗のある場所から見える風景は作品そのまま!

さらに、タイトルの「コクリコ坂」はこの公園から伸びる谷戸坂やチドリ坂の事ではないかとの推測も。

小野寺船長から父の秘密を聞こうと、港までオート三輪で駆け下りていく所が目に浮かびますね。

③メルの家

メルこと松崎海の住む「コクリコ荘」の元となった建物については、公式には明かされていません。

調べてみると、似ていると噂されている建物が2つあることが判明しました。

どんな建物なんだろう?

①旧飯田医院

1つ目は宮崎県日南市にある旧飯田医院

メルの家は、祖父が営んでいた病院を改装したものだったのだとか!

コクリコ荘が昔病院だったなんて驚き!

病院を閉じた後祖母の花が改装し、下宿屋として新しく生まれ変わらせたんですって。

メルの祖父母というと、明治~大正時代を生きた人たちと考えられます。

その頃は洋風建築の病院が多く建てられていたそうで、旧飯田医院もその1つ。

大正時代に日本で流行った「スティックスタイル」っていう様式なんだって。

外壁の感じや屋根の形など、見比べるとたしかによく似ていますよね。

②旧柳下邸

2つ目は、横浜の根岸なつかし公園の旧柳下邸です。

こちらも大正期に建てられ、4つの建物から構成されていますよ。

コクリコ荘と近いのでは?といわれているのは洋館で、高い屋根や白い枠の上げ下げ窓が特徴的。

これも似てるな~。

メルの祖父母が生きていた時代まで考えて建物をリサーチしていたとは、さすがジブリですよね!

作品に出てくる他の建物についても、時代背景を考えてみたくなりました。

まとめ

「コクリコ坂から」の舞台となった高校の場所や、ニューグランドや港の見える丘公園、メルの家についてご紹介しました。

昭和期を知らない世代でも、ノスタルジックな横浜に陶酔できる作品。

細かいところまでこだわりぬかれた筆仕事に脱帽です。

ますます好きな作品になったな~!

まとめ
  • コクリコ坂からの舞台「高校」の場所どこ?
    モデルは神奈川県立横浜緑ヶ丘高校!
  • ニューグランドや港の見える丘公園・メルの家も紹介
    当時の時代背景を細かく反映していた!

次に観るときは、新しい魅力を感じることができそうですね♪

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