【耳をすませば】原作とアニメの違いは?柊あおい漫画のあらすじや結末を比較|ジブリの世界に興味津々♪
耳をすませば

【耳をすませば】原作とアニメの違いは?柊あおい漫画のあらすじや結末を比較

耳をすませば 原作
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ジブリの金字塔『耳をすませば』。

柊あおいさんの漫画が原作ですが、登場人物の設定やストーリーなど、アニメとはどのような違いがあるのでしょうか。

雫や聖司の設定はどう変わっているかな?

この記事では、以下を中心にお伝えしていきます。

ポイント!
  • 【耳をすませば】原作とアニメの違いは?
  • 柊あおいの漫画とあらすじや結末を比較!

両者のあらすじ、結末も比較しましたので最後までお楽しみくださいね!

【耳をすませば】原作とアニメの違いは?

ジブリ作品の『耳をすませば』のベースのあらすじは、原作とそこまで大きく違うものではありません。

ただ、細かいところでいくつか異なる部分があり、そこがアニメ版の良さが表れた部分なのだと思います。

大人にも楽しんでもらえるような要素が盛り込まれた感じだね。

具体的な相違点を調査したところ、以下の5つが見つかりましたよ。

  1. 主人公2人の年齢
    • アニメ:中3
    • 原作:中1
  2. 登場する猫の数
    • アニメ:1匹
    • 原作:2匹
  3. 聖司の将来の夢
    • アニメ:バイオリン職人
    • 原作:画家
  4. 雫・聖司の兄弟
    • アニメ:雫には大学生の姉がいて、聖司は?
    • 原作:雫の姉は高校生で、聖司にも高校生の兄がいる
  5. 結末
    • アニメ:朝日に包まれながらプロポーズ
    • 原作:無事に恋人同士となり、デート

登場人物の名前は変わっていないみたい!

ここでは聖司の夢とお兄さんについて深掘りしていきましょう。

原作とアニメ版とのあらすじの違いについては後半に述べていきますね。

天沢聖司の目指している職業が違う!

アニメファンの私は聖司といったら「バイオリン職人」一択なのですが、なんと漫画では画家なのだそうです。

原作で聖司は雫をモデルに絵を描くのですが、そうとは知らない雫が自分の姉を描いたものだと誤解。

聖司が自分の姉に思いを寄せているのではないかと悩み、2人の恋に暗雲が立ち込める…という甘酸っぱい展開もありました。

バイオリンを弾くシーンもなかったんだね!

なぜジブリはバイオリン職人に変更したのでしょうか。

これは実写版制作時の話ですが、原作に沿って聖司の職業を「画家」とする動きもあったようです。

しかし映像で絵を描く楽しさを伝えるのはなかなかに難しいという監督の意見から、「チェロ奏者」の設定を採用したのだそう。

そうだったのね~。

絵のみで表現する漫画とは対照的に、映像や音での技法を駆使できるジブリだからこそ、敢えて原作と設定を変えたのかも知れませんね。

聖司にはお兄さんがいた?

雫にお姉さんがいることはご存じのとおりですが、原作には聖司のお兄さんも登場するのだとか!

名前は天沢航司(こうじ)で、聖司より3つ年上の高校1年生という設定です。

聖司たちは原作では中学1年生だよ。

同じく高1の汐(雫の姉・しお)と付き合っていて、漫画では雫が図書カードに書かれている名前の正体を知るために一役買っていますよ。

母校の先生から変人呼ばわりされるほど個性が強く、写真が趣味なのだそう!

兄弟ともに芸術系の趣味を持っているんだね。

原作のファンの間では好感度の高いキャラクターだったようです。

アニメでは聖司に兄弟がいるかどうかについても言及はされておらず、航司の姿も見られませんでしたね。

もしかしたら写真家として世界中を飛び回っているという裏設定があるかも…と妄想が膨らんでしまいました!

汐ともまだ続いていたらいいな~!

『耳をすませば』柊あおいの漫画とあらすじや結末を比較!

さて先ほどお伝えしたように、漫画とアニメではあらすじに大きな違いはありません。

ただ、結末に関しては両者で異なっていましたよ。

アニメ版は聖司と雫が将来を約束した場面でエンドロールが流れますが、原作では恋人同士になった2人のデートシーンで幕を閉じます。

純粋な少女漫画っていう感じだね!

次はアニメと漫画を改めて比較し、それぞれのラストについても考察していきましょう。

原作のストーリーをさらに深く掘り下げたのがアニメ版?

原作が男女4人の恋愛模様を描いた物語であるのに対し、アニメは思春期ならではの迷いや葛藤がメインになっています。

2人がこれからの人生をどう選択していくのかを、雫や聖司を通して見せてくれていますよ。

もちろん二人の恋の行方も見どころに1つ!

聖司も漫画では空想好きな少年ですが、ジブリでは将来の夢に向けて着実に歩みを進める地に足のついた考え方の持ち主。

これは夢見がちな雫とのコントラストを強め、観た人へのメッセージ性を高める狙いがあったものと推測されます。

将来の夢が画家からバイオリン職人に変更されているのには、こんな理由も隠されていたのですね。

カントリーロードも映画のオリジナルなんだよね。

2人の年齢が変えられているのも、高校受験を控えているという「人生の岐路」に立たせる目的があったのだとか。

アニメでは将来自分がやりたいことを見つけられていなかった雫が、迷い、悩みながら前に進んでいく様子が丁寧に描写されています。

お姉さんに「現実を見なさい!」と叱責されているシーンは印象的だったなあ。

原作とアニメ、どちらの雫も夢にひたむきな聖司から刺激を受けているのは共通していました。

漫画ではふわっとしていた部分をさらに突き詰めて考察し、今を生きる全ての人へエールを送っているのがジブリの『耳すま』なのだなと感じましたよ!

漫画の結末はダブルデート!

さて、今度は結末について考察していきましょう。

アニメ版とは違い、原作では汐・航司のカップルと共に聖司と雫が飛行船を見に行くシーンが最後。

漫画では恋愛がメインテーマなので、2人の恋が叶ったところで物語はめでたく結末を迎えます。

青春~!

一方アニメでは、結婚を約束するという新たな幕開けを感じさせる終わり方をしていましたね。

それぞれが自分の夢に向かって頑張ることを約束するなど、ジブリの方はベースに「人生」というキーワードが見えます。

このシーンが大好きすぎて友達と再現していたなあ。笑

ちなみに原作で雫たちが見ていた飛行船ですが、実はアニメにもちょこっと登場しているのをご存じですか?

雫が家の窓を開けると、ちょうど空に飛行船が浮かんでいるのを見つけて「いいことありそう!」と言うシーンがあるんです。

漫画の終わり方を知ると、この場面は単なる情景描写ではなく、元となった作品へのリスペクトなのではないかと感じましたよ。

まとめ

この記事では、柊あおいさん原作『耳をすませば』とアニメとの違いについてご紹介してきました。

まとめ
  • 【耳をすませば】原作とアニメの違いは?
    →聖司の将来の夢が違うのと、原作ではお兄さんが登場する!
  • 柊あおいの漫画とあらすじや結末を比較!
    • あらすじ:大きくは変わらない
    • 結末:漫画は恋人同士となりダブルデート、アニメはプロポーズしたところで終わり

漫画とあらすじや結末を比較して、皆さんが『耳すま』の新たな魅力を発掘できていたら嬉しいです!

もう一度観たくなっちゃった♪

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