【火垂るの墓】お母さんの死因は全身火傷?清太と別行動した理由は?
スタジオジブリ作品の名作「火垂るの墓」は、戦争の恐ろしさや命の大切さを感じられる作品ですよね。
「火垂るの墓」に登場する清太と節子のお母さんについて、全身火傷が死因なのかという考察が話題になっているのをご存じでしょうか?
お母さんは空襲に遭って、火傷を負っていたよね。
また、空襲が来た時にお母さんと清太が別行動をした理由も気になります。
今回の記事では、
- 「火垂るの墓」のお母さんの死因は全身火傷なのか
- 清太がお母さんと別行動した理由は?
この2つについて深掘りしていきます!
Contents
【火垂るの墓】お母さんの死因は全身火傷?
映画『火垂るの墓』の「おばさん」と清太、節子の兄妹とどちらが悪いのか? そんな論議を見かけることがある。正邪の問題ではないのだ。ここに登場する「おばさん」が行使する精神的虐待で最も悪質なのは「御国のため」と国家権力と同化していることだ。これは戦争における最も忌むべき精神構造である pic.twitter.com/dNny3hndbI
— 永田喜嗣(永田ヨシツグ) (@Metyagojira) July 23, 2023
清太と節子のお母さんの死因は全身火傷です。
親子が住んでいる神戸市は空襲に遭い、お母さんは全身に大火傷を負うことに。
空襲のシーンは見ていて辛いなぁ…
病院代わりの小学校で治療を受けましたが、残念なことに亡くなってしまいます。
全身包帯に巻かれていて、血がに滲んでいる姿はとてもショッキングな映像ですよね。
すごく痛々しいシーンだよね…
お母さんの死因を調査!
神戸の三ノ宮は火垂るの墓の舞台というだけあって街の至る所に戦争の遺構がありました。
— 耳📚🥇 (@mimishi_world) October 14, 2022
清太が死んだこの柱も健在でした。
写真撮り忘れましたが、焼夷弾の熱で曲がった柱や神戸空襲の爆弾修復跡や機銃掃射の痕跡がありました。 pic.twitter.com/g62MoA8GSR
清太と節子のお母さんは全身火傷が原因で亡くなったことがわかりました。
しかし調査を進めると、「お母さんは焼夷弾か爆弾で即死したのでは?」という考察も発見。
え!お母さんって即死だった?
確かに空襲に遭ったとき、上空から降っていたのは焼夷弾ですね。
このような考察が出た理由について、更に調べてみました。
どうして即死の考察が出たのかな?
焼夷弾か爆弾で即死?
火垂るの墓の続き
— 空空(くうくう) (@kuku_art) February 21, 2024
「清太さんお母さんに会いはった?ケガしはったのよ」の学校は恐らくこの学校 pic.twitter.com/1z9myUUfxc
「お母さんは焼夷弾か爆弾で即死したのでは?」という考察が出たのは、全身包帯で巻かれているシーンが理由です。
心臓の辺りの包帯が血で滲んでいる様子から、焼夷弾があたり、即死したのではないかと推測されたよう。
なるほど…心臓辺りの傷が酷そうだね。
確かに空襲に遭っていることは明らかですが、治療を受けた描写があるため即死はないでしょう。
しかし実際に神戸市が空襲に遭ったとき、大量の焼夷弾が落とされたので、全身火傷の原因としては焼夷弾が挙げられますね。
焼夷弾って恐ろしい…
【火垂るの墓】清太とお母さんが別行動した理由は?
『火垂るの墓』の清太と節子も命日が設定されていたんですね🤔
— ヒデアキ (@hideaki02151) September 13, 2023
節子:昭和20年8月22日
清太:昭和20年9月21日 pic.twitter.com/ZlTVGvzz37
神戸市が空襲に遭ったとき、清太はお母さんと別行動していますが、なぜ緊急時にわざわざ別々に家を出たのでしょうか?
一緒に逃げたらお母さんは助かっていたかも…
それは、お母さんの体調を気遣った清太の気持ちが行動に表れていました。
清太はどのような気持ちで別行動を取ったのでしょう?
お母さんの体調と何か関係があったのかな?
次の「緊急時に別行動した理由」で解説していきます!
緊急時に別行動した理由を解説!
もっこす石屋川店の石屋川を挟んだ東側にある御影公会堂
— 香川に戻ったとーちゃん(旧単身赴任とーちゃん) (@DrXr250r) April 7, 2021
火垂るの墓で避難の際、清太がお母さんと待ち合わせる予定だった場所
斜め向いの公園には
こんな記念碑もあったんですね。 pic.twitter.com/n1EJwYxSdv
実は清太と節子のお母さんは心臓が悪く、走って逃げることができないため、清太がお母さんを先に防空壕へ行かせたのだと思われます。
そうか!お母さんを気遣って先に行かせたんだね。
清太の父親は海軍だったこともあり、父の代わりに母親を守りたいという意識が強かったのでしょう。
後で会えるよう、待ち合わせの約束もしていましたが、それが叶わないことになってしまったのは、とても残念ですね。
清太の気持ちを考えると…切なくなるね。
危機感があまり感じられないのはなぜ?
映画『火垂るの墓』で、清太と節子が田んぼで蛍と戯れているバージョンのポスターが話題らしいけど、発表された時から、B-29から投下されたM69焼夷弾のストリーマーが着火したものと気付いてた人は割といた。
— チョビ之助💉×7🦖🦕No.5287 (@Cyobinosuke1st) July 29, 2023
M69自体には、炎を出す装置はない。親爆弾が開裂した際の時限装置の炎が燃え移っている。 pic.twitter.com/VNULXfmWjK
空襲の警報が鳴ったにも関わらず、お母さんはずいぶんのんびりとした口調だということも疑問の一つですよね。
防空壕へ逃げるときにも「ほな、先に防空壕行かしてもらいますね」という姿から、あまりにも危機感がないのではないかという意見も多いでしょう。
警報も鳴ってるし、普通はもっと急ぐよね!
実はこの時点では、まだ焼夷弾の恐ろしさは人々に知られていませんでした。
学校でも「焼夷弾は逃げずに消火活動をしろ」と教わるほどだったそう。
この時点では当時の人たちはまだ、空襲に対する危機感は薄かったと言えますね。
焼夷弾がこんなに恐ろしいものだとは誰も思わなかったのか…
まとめ
火垂るの墓の清太と節子のお父さんだけど、海軍将校だよね?少なくとも陸軍将校よりは給料貰ってたんじゃないかな? pic.twitter.com/RVjAuIKJ9i
— メガピクセル (@xrmj10ardj1) March 3, 2023
今回は、「火垂るの墓」のお母さんは全身火傷が死因なのか、また、お母さんと清太が別行動をした理由について深堀りしました。
- 「火垂るの墓」のお母さんの死因は全身火傷なのか
- 死因は焼夷弾による全身火傷
- 清太がお母さんと別行動した理由は?
- お母さんは心臓が悪く走れないため、防空壕へ先に行かせた
見ると切なくなってしまう作品ですが、清太と節子の頑張って生きた人生をもう一度見たくなってしまいますね。
忘れてはいけない日本の名作だね!