火垂るの墓はジブリじゃない?残酷でグロいシーンが理由なの?
映画『火垂るの墓』について、「ジブリじゃない?」という噂があるのをご存じでしょうか。
ジブリ?ジブリじゃない?どっちだっけ~?
また、残酷でグロいシーンが怖いのが理由なのではないかと言われています。
今回は、
- 火垂るの墓はジブリじゃない?
- 火垂るの墓の残酷でグロいシーンが理由なの?
について調査、考察をしていきます!
Contents
火垂るの墓はジブリじゃない?
『火垂るの墓』新潮社の製作で1988年東宝系で公開された。制作はスタジオジブリ、監督・脚本は高畑勲。宮崎駿監督作品『となりのトトロ』と同時上映だった。キャッチコピーは「4歳と14歳で、生きようと思った」(糸井重里)。 pic.twitter.com/OS5S624yhm
— 映画の館 Cinema Paradiso (@cinema_eiga) June 15, 2023
映画『火垂るの墓』を作った会社は、やっぱりスタジオジブリ。
1988年に公開され、ジブリ作品の中でも最も暗い作品だと言われています。
やっぱりスタジオジブリか!
第二次世界大戦の時代を舞台にし、悲惨な戦争の状況をリアルに描いた作品で、映画を見た人の心に響く作品ですよね。
当時の生活や戦争の怖さをそのままに描いているため、残酷なシーンも多々あります。
確かに見ていて辛い…。
そのためか、『火垂るの墓』はジブリじゃないと言われることが多くあるようですね。
また、宮崎駿監督の作品ではないということも判明しましたので、詳しく解説していきましょう。
『火垂るの墓』の制作会社はスタジオジブリ
【お知らせ】4月5日にご逝去された日本アニメーション界の巨匠・高畑勲監督を追悼し、来週は予定を変更して高畑監督の代表作「火垂るの墓」をお送りします。尚、「名探偵コナン から紅の恋歌」はその翌週20日 に放送します。20日放送を予定していた「パシフィック・リム」は決定次第おしらせします。 pic.twitter.com/VF2dxope4y
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 6, 2018
映画『火垂るの墓』は、スタジオジブリ作品です。
この映画より前には、『となりのトトロ』、『天空の城ラピュタ』、『風の谷のナウシカ』が公開。
スタジオジブリとしても有名な作品が、ずらりと続けて公開されていますね。
どれも有名な作品!
そして、『火垂るの墓』の後に公開されたのが『魔女の宅急便』や『紅の豚』などジブリの代表的な作品たち。
このように『火垂るの墓』前後の作品を見てみると、ファンタジックで子どもと大人が一緒に楽しめるような映画となっていることがわかります。
しかし、『火垂るの墓』だけは、舞台背景が戦時中ということもあり、他のジブリ作品と違うように思いますよね。
火垂るの墓だけ、ちょっと見るのをためらっちゃうな…。
その理由は、全て同じスタジオジブリの制作会社ではありますが、実は作品を制作した監督が違うということが明らかになりました。
「ジブリじゃない?」の噂は監督が違うから
今日(10月29日)は、宮崎駿と共に日本を代表するアニメーション監督である高畑勲の誕生日。
— 平均たいらひとし (@QD7E14on84DRNuk) October 29, 2023
高畑勲監督のマイ・ベスト5は次の通り。
①火垂るの墓
②かぐや姫の物語
③平成狸合戦ぽんぽこ
④おもひでぽろぽろ
⑤ホーホケキョとなりの山田くん
(次点)太陽の王子ホルスの大冒険
すべて映画館にて鑑賞 pic.twitter.com/Hrf013Hcgu
映画『火垂るの墓』は、宮崎駿監督の作品ではなく、高畑勲監督が制作した作品です。
宮崎監督じゃないのかぁ!
高畑氏は、宮崎氏と共にテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』などの作品の演出や監督を担当していました。
その後、宮崎氏とスタジオジブリ設立に参加し、『風の谷のナウシカ』のプロデューサーを務めた人物。
初めから宮崎監督と一緒に活動していたんだね!
『火垂るの墓』はスタジオジブリ設立後、初めて高畑氏が監督を務めた作品なのです。
高畑監督はその後も、『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』などの作品の監督を務め、スタジオジブリの二本柱として活躍。
結構いろんな作品の監督をしていたんだなぁ!
スタジオジブリと言えば宮崎駿監督ですが、実は高畑勲監督も数多くの作品を担当していたのですね。
火垂るの墓の残酷でグロいシーンが理由なの?
タイタニックのヒロイン、ローズはジャックが望んだように生きた。
— 真 (@take_kanoetora) July 1, 2023
火垂るの墓の二人は、二人が生きたいように生きた話。
こういう隠されたテーマみたいなのずるいよねぇ。
火垂るの墓はホントにいろんな意味で怖い。
この絵とか、この構図とか pic.twitter.com/aUdT7fidE5
『火垂るの墓』がジブリ作品じゃないと言われる理由について、残酷でグロいシーンが多いからではないかと言われています。
戦時中の二人の兄妹を描いた作品のため、リアリティもあり、一度見たらトラウマになってしまうという人もいるのだとか。
もう一回見たいとは思わないかな…?
映画は、決してハッピーエンドとは言えないラストで、見た人の心に残るものがあるでしょう。
スタジオジブリ作品は、ほとんどがハッピーエンドで物語が終わるため、『火垂るの墓』の作品自体を好まない人もいるようです。
もちろん、いい作品だと感じる人もいるよ!
では実際に映画を見た人は、どのようなシーンに残酷さやグロさを感じたのでしょうか?
次に詳しく調査していきましょう。
残酷でグロいシーンが多い?
火垂るの墓のこのシーン3歳くらいで見てトラウマになったことある pic.twitter.com/004VOnMGhL
— 末松(本名) (@bonten0987) April 20, 2024
調査を進め、『火垂るの墓』を実際に見た人たちは、どのようなシーンを残酷でグロいと感じているのか、以下のリストにまとめましたので、ご覧ください。
舞台が戦時中だから多少残酷な所はあるかな…?
- 清太の母親が空襲に遭い、包帯で巻かれた体から血が滲んでいるシーン。
- 節子が徐々に衰弱し、ドロップとおはじきを間違えて食べているシーン。
- 蛍を捕まえた次の日の大量の死骸のシーン。
- 清太が最後、駅で柱にもたれかかり息を引き取るシーン。
このように、残酷さやグロいと感じるシーンがいくつかあることがわかりました。
「もう見たいと思わない」と言う意見もあり、ジブリが制作したとは思えないのが理由なのかもしれませんね。
他のジブリ作品と全然違う…!
日本で現実に起こった出来事ではありますが、残酷なシーンが怖くて目をそむけたくなるという意見もわかります。
怖いから他作品と同時上映だった
祝!『となりのトトロ』『火垂るの墓』劇場同時公開記念日。(1988年4月16日) pic.twitter.com/31wjJdd0ah
— ジノン@TEAM KADZ! (@jinon4218) April 15, 2024
『火垂るの墓』が公開された当時、実は『となりのトトロ』と同時上映だったのをご存じでしょうか?
え!?同時上映?
2作品の同時上映という方法は、当時の映画館ではよくあることでした。
現在の映画館とは違い、映画を見に来た人たちを完全に入れ替えることはなく、好きな時間に見に行けるような形式が当たり前。
なるほど!お客さん次第で好きな時間に見に行けるんだね♪
しかし、『火垂るの墓』の内容が強いことにより、同時上映を見に行った人からは「子どもと一緒に行くべきではなかった」という感想もあったのだとか。
高畑監督も「火垂るの墓を先に見た人はかわいそうでしたね」とインタビューで発言しています。
個人的にはとても良い映画だとは思いますが、お子さんには少し刺激が強いかもしれませんね。
まとめ
思想信条は人それぞれだと思うけれど
— みずのことむ (@mizunokotom) June 27, 2024
火垂るの墓に誰もが感動を覚えるのは
紛れもない事実だろうね
そういえばもうじき季節だな…🙃 pic.twitter.com/3zzfLZcndw
今回の記事では、映画『火垂るの墓』について、「ジブリじゃない?」という噂を調査し、残酷でグロいシーンが怖いのが理由なのかを考察しました。
- 火垂るの墓はジブリじゃない?
- 制作会社はスタジオジブリ。
- 火垂るの墓の残酷でグロいシーンが理由なの?
- 残酷、グロいと感じるシーンは人によって多々ある。
- 怖さを感じるシーンが多いため、「ジブリじゃない」と思う人がいるのだと考察。
調査した結果、『火垂るの墓』はスタジオジブリが制作した映画で間違いありませんでした。
しかし、監督の違いや映画の内容から、ジブリ作品ではないと思ってしまう人が多かったようです。
ジブリ作品じゃないと思う人の気持ちもわかるかな…。
映画に対しての感想や意見は人それぞれ。
周りの人たちとも映画の感想を話しながら、作品を楽しむのもいいかもしれませんね。