火垂るの墓はなぜ放送禁止?サクマドロップスが理由なの?
ジブリ映画「火垂るの墓」はなぜ放送禁止と言われているのでしょうか。
また、その理由はサクマドロップスではないかとも言われています。
節子が持っている飴で放送禁止なの??
ここで分かることは以下の通り。
- 「火垂るの墓」はなぜ放送禁止なのか。
- 放送禁止の理由はサクマドロップスなのか。
気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
【火垂るの墓】なぜ放送禁止なの?
Grave of the Fireflies/火垂るの墓
— JAZMIN🇺🇸VEGAS (@Jazmin_LasVegas) June 15, 2024
最も心を動かされた作品として海外でも英語字幕で観た人達も大勢いる、 野坂昭如✖️ジブリ の秀作!「僕は妹にいつも守ってあげるよ。そばにいるよと約束した。だが僕はそれを守れなかった..。」戦争で心に傷を持たない人はいない。戦争で勝者はいない。 pic.twitter.com/aSCplGSbDc
「火垂るの墓」が放送されなくなった理由として挙げられるのは、まず視聴率が取れないからだと言われています。
テレビ局からすると、地上波で放送するなら視聴率は高い方が嬉しいもの。
しかし「観ていて辛い」「一回観てトラウマ」などと言った声もあり、高い視聴率を取ることは難しいのだとか。
実際に観て辛くなる人は多いかも。
また、清太と節子のお母さんが亡くなるシーンをはじめとして、目を覆いたくなるような残酷なシーンが多いことも理由の一つであると考えられます。
理由①視聴率が取れないから
西宮回生病院
— 赤い彗星 (@cubraRED) June 15, 2024
手術した県立西宮病院から転院してきた病院
病院の建て替え前の建物は火垂るの墓に出てくる
近年建て替えられ新しくなって3枚目
奥の茶色い病棟は海沿いの南館
出来て1年
私が入院していた病棟で、月部屋代だけで40万を超える
私がいた階は個室のみ#西宮回生病院#火垂るの墓 #香櫨園 pic.twitter.com/QYhVKgFW9g
「火垂るの墓」が放送禁止と言われている理由の一つとして挙げられるのは、視聴率の問題でしょう。
地上波で初めて放送された当時の視聴率は20%を超えていたと言いますが、放送回を重ねるごとに段々と視聴率は低迷。
2018年の放送時には、6.7%まで視聴率は下がっています。
人気映画は常に10%以上は視聴率があるみたい。
テレビ局としては、視聴率は大切なポイントでしょうから、数字を取れないものを放送するより数字の取れる映画を放送した方がいいですよね。
放送回数自体は、「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」には劣りますが10回以上は地上波で放送されています。
つまり、視聴率の問題で放送禁止というより放送回数が他の映画よりも少なく、放送禁止なのではという噂が流れているとも考えられませんか?
理由②残酷でトラウマなシーンが多いから
一番泣いたジブリ映画ランキング #アニメ漫画
— 智太郎2 (@tomokikun115) June 12, 2024
1位 火垂るの墓(214票)
2位 魔女の宅急便(140票)
3位 コクリコ坂から(136票)
※4位以降:猫の恩返し、思い出のマーニー、ハウルの動く城、風の谷のナウシカ、千と千尋の神隠し、もののけ姫、となりのトトロ。 pic.twitter.com/JwcdI9xLrn
「火垂るの墓」を観ると、思わず目を覆いたくなるようなシーンが多く描写されていますね。
例えば、清太と節子のお母さんが亡くなるシーンや節子の亡くなるシーンなどが挙げられます。
反日映画などといった批判もあったようですが、監督の高畑勲は「この映画は、戦時下を生きる子どもの日常を描いたもの」と言ったのだとか。
とは言っても、観た日の夜にはトイレに一人で行けないくらい怖かったよ…。
戦争はしてはいけないものだと子どもたちに教えるためにも、この映画を一度は観るべきとは思いますが、子どもにとっては少々トラウマになるシーンが多いでしょう。
私自身、小学生の時に「火垂るの墓」を観て以降、一度もこの映画は観ていません。
何度も観たくなる他のジブリ映画とは違う強烈なメッセージ性の強さから、放送禁止なのではと言われている可能性がありますね。
【火垂るの墓】サクマドロップスが理由なのか調査してみた
思想信条は人それぞれだと思うけれど
— みずのことむ (@mizunokotom) June 27, 2024
火垂るの墓に誰もが感動を覚えるのは
紛れもない事実だろうね
そういえばもうじき季節だな…🙃 pic.twitter.com/3zzfLZcndw
「火垂るの墓」が放送禁止と言われている理由の一つに、サクマドロップスの商標問題が挙げられているのをご存じでしょうか。
実際に佐久間製菓という会社が製造していた飴で、戦時下では一時的に廃業となっていたと言います。
終戦後にまた製造を開始した際の商標問題に「火垂るの墓」が巻き込まれたのではと言われているんですね。
会社の問題に映画が関わっていたの?!
また、映画宣伝のポスターにも原因があるのではと言われています。
興味深いことがわかりましたので、詳しく解説していきますね!
サクマドロップスの商標問題があった?
サクマ式ドロップスで知られる佐久間製菓が廃業とのこと。
— 兎角堂/歴史メディア (@tokakudo) November 9, 2022
サクマ式ドロップスは明治41年(1908年)に誕生。
火垂るの墓で登場した有名な飴なので、子どものころよく食べていたという方も多いのではないでしょうか。 pic.twitter.com/yZ5kSByAKf
「火垂るの墓」が放送禁止と言われている理由には、サクマ式ドロップスとサクマドロップスの商標問題があるのではないかと言われているのです。
戦時下で佐久間製菓は一時閉業し、終戦後に営業を再開しましたが佐久間製菓の兄弟が分離したのだとか。
そして「サクマ式ドロップス」「サクマドロップス」を作り、その商標問題は裁判にもなっています。
佐久間製菓は2023年に廃業になったね。
「火垂るの墓」には、節子がドロップの缶を握りしめているシーンが多くあり、そのため商標問題に巻き込まれたということですね。
しかし、復刻したサクマドロップスには節子が描かれているため、ただの噂かもしれません。
ポスターにB29が写っているのは真実なの?
《火垂るの墓》のポスターの
— shin@アメリカによる日米地位協定悪用を許さない (@shin_the3rd) June 23, 2024
《本当の意味》をいまだに理解しない日本人
「上空にB-29のシルエット。上半分が蛍でなく焼夷弾の火になっている」
有名な話ですがもっと深い「意味」を知ってほしい。
⬇️これは
《戦禍に晒される子供》でなく
《子供を標的にナパームで焼き殺している米軍》の絵です pic.twitter.com/BwNL29Lrv4
サクマドロップスの噂の他にあるのが、映画ポスターの問題。
「火垂るの墓」のポスターは、普通に見ると清太と節子の周りに蛍が飛び交っているように見えます。
ポスターが黒っぽく印刷されて見えなくなったという説もあるようですが、よく見ると夜空にB29が浮かび上がっているのだとか。
解析画像を作った人もいて、確かに飛行機がくっきり…。
しかも、蛍と思われていた光はB29が落とした焼夷弾という説があるのです。
蛍の光をよく見ると、まばらで楕円形になっているものがあるのだとか。
飛行機が浮かび上がっているという事実は「火垂るの墓」30周年の時に明らかになったそう。
ずっとこの光は蛍と思っていたのに…。
悲しいストーリーの映画でもポスターは何だかホッとするようなものだと思いきや、ゾッとする噂があるのですね。
まとめ
『この世界の片隅に』
— masa.ogura (@masafumiogu) June 8, 2024
『この子を残して』
『火垂るの墓』
そして、現在、TVerで放送中の
『潜水艦カッペリーニ号の冒険』
(主演:二宮和也、ヒロイン:有村架純/脚本:澤本嘉光/監督:馬場康夫)
オススメする戦争映画。
戦争とはなんだったのかを、それぞれの視点で考えさせられる。 pic.twitter.com/KVzdI6anA4
今回は、「火垂るの墓」はなぜ放送禁止なのか、その理由はサクマドロップスなのかを調査しました。
- 「火垂るの墓」はなぜ放送禁止なのか。
→視聴率が取れないから
→トラウマシーンが多いから - 放送禁止の理由はサクマドロップスなのか。
→サクマドロップスの商標問題が噂されている
→B29が写っているポスターも原因ではという噂もある
一度見たら忘れることのない心に残る名作ですが、いつかまた地上波で放送されたらいいなぁと思います。
戦争を語る人が減っているから、このような映画は大事なんだ。
子どもから大人まで戦争の悲惨さ、残酷さをストレートに伝える唯一無二の映画ですね。