もののけ姫

『もののけ姫』石火矢衆や唐傘連とは?地走りは実在したのか解説します

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narumi
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映画「もののけ姫」に登場し、印象的なキャラクターのジコ坊。

彼が率いている、石火矢衆とは一体何者なのか、唐傘連や地走り衆についても気になる人が多いようです。

石火矢衆、唐傘連、地走り衆って言われても答えられないかも…。

ポイント!
  • ジコ坊が率いる石火矢衆とは一体何者なのか?
  • 唐傘連や地走り衆の正体は?
  • 「地走り」は実在していたのか?

こちらについて、ご紹介していきます!

ジコ坊が率いた石火矢衆の正体とは?

石火矢衆の正体は、シシ神退治のためにエボシに貸し出された傭兵

実質、ジコ坊がトップですが、タタラ場の警備等もしているので、エボシの命令にも従います。

どちらの命令にも従わないといけない、難しい立ち位置…。

石火矢衆と似た容姿で、包帯を巻き鉄砲を作っていた人々の正体も気になる人がいました。

彼らは石火矢衆ではなく、ハンセン病を患った人々なんだとか。

石火矢衆も口を包帯のようなもので覆っていますので、確かに見た目が少し似ていますね。

シシ神退治のためにエボシ御前に貸し出された

石火矢衆は、映画ではオレンジの着物を身にまとい、石火矢を扱っています。

彼らは、師匠連というところから貸し出された人たち。

ジコ坊は、師匠連に属している石火矢衆をまとめるボスです。

石火矢衆に命令ができる存在なんだね。

そもそも、なぜ石火矢衆が貸し出されたのかというとシシ神退治を実行するため。

タタラ場の警備等もしていますので、エボシの命令にも従いますし、もちろんジコ坊の命令にも従います。

ちなみにジコ坊のセリフで、手紙を見せながら「天朝(テンチョウ)様からの~」というものがありますね。

天朝様とは天皇のことを意味し、ジコ坊は直々に天皇からの命令を受けてシシ神退治を実行しようとします。

天朝様ってそんな意味だったのか!初めて知りました…。

師匠連が天皇の配下で、その師匠連の配下に石火矢衆が存在するのだとか。

天皇からの命令を受けるなんて、ジコ坊は見た目以上にすごい人物なのかもしれません。

包帯を巻いた人たちは石火矢衆なの?

石火矢衆と似たような姿で、身体に包帯を巻いた人たちも登場しますね。

彼らは、石火矢衆ではなくハンセン病を患った人々です。

当時、ハンセン病は不治の病とされ、呪いとも言われていたよう。

エボシは、ハンセン病で苦しむ人々を助け差別なく接していました。

彼女の優しい一面です。

石火矢を作ったり、扱ったりできる描写がありますし、石火矢衆も口元に包帯のようなものを巻いているので、仲間なのかと思ってしまいそうです。

石火矢衆も表面上はエボシの仲間ですが、この包帯を巻いた人々とエボシの信頼関係には及ばない存在なのかもしれません。

唐傘連や地走り衆は実在したのか?

ジコ坊と同じような姿をした人々が、唐傘連です。

彼らは、ジコ坊が直接率いてシシ神退治に赴き、命令に素直に従い目的を達成するのに手段は選びません。

毒針を吹いていた怖い人たち…。

また、地走り衆という存在も登場しますが、彼らは凄腕猟師!

乙事主が登場するシーンで、熊の毛皮を着ていたのが地走り衆です。

様々な人をまとめ上げているジコ坊は、意味凄腕リーダーなのかもしれないと感じましたよね。

ちなみに、唐傘連や地走り衆は実在したのか?ですが、映画「もののけ姫」の中での用語であるようです。

実際には、モデルとなった「たたら製鉄」に従事する労働者を指しますので、映画とは似ているようで少しニュアンスが違うようです。

地走りは「たたら製鉄」からヒントを得た!

映画のたたら場は、実際に日本各地でたたら製鉄が行われていた場所を参考にしています。

たたら製鉄とは、日本古来の製鉄法で、砂鉄と木炭を粘土製の炉の中で燃焼させて鉄を生産する方法です。

この製鉄法で生産される優れた鋼を玉鋼と呼び、当時は日本刀の材料として用いられていました。

たたら製鉄では、地上の作業と鉄を鍛える作業が分担されており、地上で作業する労働者たちからヒントを得たと言われています。

それが、ジブリ映画で「地走り」となったワケなんですね。

ジコ坊の直属部隊「唐傘連」

唐傘連は、シシ神退治のためにジコ坊が直接率いた部隊で、イメージとしては忍者と言っていいでしょう。

赤い帽子をかぶり、名前の通り傘を持ち歩いています。

みなさんは忍者と言うと、手裏剣を使ったり吹き矢を扱ったりすると思いませんか?

実際に作中でも、唐傘連の人たちが毒針を吹いたり、爆弾を崖から落としたりするシーンがあります。

まさにイメージ通りだね。

怪しい雰囲気がありますし、作中でも牛飼いたちに気味悪がられていました。

ちなみに彼らも師匠連の配下の人たちで、ジコ坊がそのボスといった形。

ますます、ジコ坊という存在は大きいということがわかります。

地走り衆は凄腕猟師!

乙事主が登場するシーンで熊の毛皮を着た男がいましたが、それが地走り衆。

彼らは、ジコ坊がシシ神退治のために連れてきた凄腕の猟師たちです。

タタラ場で彼らが食事するシーンがありますが、牛飼いの一人が「あれはただのマタギじゃない」と言いますね。

確かにそんなセリフあったね!

マタギは猟師のことで、セリフからも普通の猟師とは違うことがわかります。

実際に、作中の終盤で乙事主をシシ神の元へ行かせるように戦士たちの毛皮を着て森を走りますので、相当森について精通しているのでしょう。

このようなすごい人たちの協力を得られるジコ坊のネットワークは、凄まじいものなのかもしれません。

まとめ

今回は、ジコ坊の率いる石火矢衆とは一体何者なのか、唐傘連や地走り衆について徹底解説しました。

まとめ
  • ジコ坊の率いている石火矢衆とは一体何者?
    →師匠連からエボシに貸し出された人々
  • 唐傘連や地走り衆の正体は?
    →唐傘連はジコ坊の直属、地走り衆は凄腕猟師!
  • 地走りは実在したのか?
    →「地走り」は映画「もののけ姫」の中での用語

私は、何十回も「もののけ姫」を観ていますが、石火矢衆・唐傘連・地走り衆がどのような存在なのか理解すると、また違う角度から映画を楽しめそうです。

キャラクターのセリフにも注目するとさらに面白いね。

ジコ坊の存在が映画の中で、非常に重要なことがわかりますね。

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