【コクリコ坂から】ジブリと原作との違いは?結末ラストも比較してお届け
ジブリ映画「コクリコ坂から」のジブリと原作との違いをご存じですか?
結末ラストにも違いがあるのか調査してみました。
原作があったんだね!
ここで分かることは以下の通り。
- 「コクリコ坂から」ジブリと原作との違いは?
- 結末ラストにも違いがある?
私は原作があることを初めて知りましたので、どんな違いがあるのか皆さんと一緒に知れたらと思います!
Contents
【コクリコ坂から】ジブリと原作との違いを解説!
コクリコ坂から、諦めとかやるせなさが混ざった微笑みを雨の中で浮かべてる風間がメルを傘ごとグッと引き寄せるシーン、言葉よりも直接的で好き。灰色の空と雨も良い。 pic.twitter.com/9rhZaPUdL2
— 森 (@kamahensorede) June 3, 2023
「コクリコ坂から」のジブリ映画と原作との違いは主に5つあります。
原作は少女漫画なのですが、映画でわざわざ内容を変えたのには何か理由があるのか気になりませんか?
何か内容を変えないといけない問題でもあったのかな?
調査してみたところ、脚本を担当した宮崎駿氏の考えが大きかったのではないかと考えられます。
あえて原作とは違う描き方をするのは、ジブリのこだわりもあるのかもしれませんね。
ジブリと原作との違いは5つあった!
原作改変といえば『コクリコ坂から』も凄かった。漫画版では時代設定が1980年代だったのにアニメ版では1963年(東京オリンピックの前年)に変更、主人公の父親が戦争で死亡したことになったり背景描写や作品の雰囲気なども全部変わってしまった(カルチェラタンも原作には出て来ない) pic.twitter.com/LyKjlyEuNf
— タイプ・あ~る (@hitasuraeiga) February 4, 2024
そもそも「コクリコ坂から」の原作は少女漫画雑誌の「なかよし」で連載されていました。
その原作と映画との違いは5つで以下の通り。
- 時代設定の違い
- 原作でカルチェラタンは出てこない
- 主人公たちのキャラ設定の違い
- 恋愛模様の違い
- 登場キャラの設定変更
どんな理由があるのかな?
①時代設定の違い
原作では明確に時代設定はされていませんが、映画では1963年の横浜を舞台に物語が展開していきます。
また映画の描写でも時代を感じるものがあり、映画を見る人によってはこんな時代もあったなぁと懐かしさを感じるはず。
この時代を生きたわけじゃないけど、時代の雰囲気を感じられるね。
私は、映画を見ていると聞こえてくる音楽もどこか古き良き日本を想像でき、映画の世界に入り込んだような感覚になりました。
②原作でカルチェラタンは出てこない
カルチェラタンは映画で登場する部活棟であり、学校を相手取って学生が闘う姿が描かれています。
映画では印象深い建物ですが、現実には存在しないそうです。
原作は少女漫画で恋愛を中心に描かれており、カルチェラタンというもの自体登場しません。
映画で描かれているような学生運動とは真逆のイメージですね。
③主人公たちのキャラ設定の違い
まずメルについて、映画では家族を一人で支え一生懸命で清楚なイメージですが、原作では男子生徒に強気の態度を取るなど正反対の性格。
そして俊について、映画では好青年として描かれていますが、原作では賭け事が大好きでクズな性格なのです。
クズだなんて…ちょっとショックだな…。
映画では、ジブリのキャラクターとして描きやすいように性格が変更されたのかもしれませんね。
④恋愛模様の違い
原作でも映画でも、俊が異母兄弟であることに気が付いたことをきっかけにお互いすれ違うことは描かれています。
しかし、原作ではその後にメルがやけになって付き合う不良が登場。
展開が少女漫画!!
そして俊がメルを不良から助けるという恋愛漫画らしい展開となるのです。
⑤登場キャラの設定変更
原作では、俊との距離が縮まる前にメルが思いを寄せる男性の存在があるのですが、その男性の設定が映画では女性に変更されています。
女性の医師だったね。
また、先に解説した不良の男も登場しません。
原作の良さも織り交ぜつつ、ジブリオリジナルの設定になっているのですね。
なぜ原作と映画で内容が違うの?
原作漫画の『コクリコ坂から』は1980年頃の時代設定ですが、映画化に際して東京オリンピック前年の1963年に変更されています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) July 14, 2023
これは宮崎駿さんの提案で、現在の日本の枠組みを作ったのがこの時代で、今この時代を描くことには意味があるという考えからきています。#コクリコ坂から pic.twitter.com/K6XsbN6N30
では、なぜ原作と映画で内容を変更する必要があったのでしょうか。
その理由は、映画制作に対する宮崎駿氏の考えにありました。
映画でも恋愛要素は含まれているのですが、宮崎駿氏は日本の今の基盤となった時代を描くことにこだわったのだとか。
1963年は東京オリンピックも開催されているね。
様々な年代の人に映画を見てほしいという想いや、恋愛中心よりも学生運動を描くことで当時の学生たちのエネルギーを伝えたい気持ちもあったのではないでしょうか。
きちんとした理由があって原作とは違う描き方がされたのですね。
【コクリコ坂から】結末ラストを比較してみた!
あるラジオ番組に『さよならの夏』をリクエストしたもんですから、また『コクリコ坂から』を観たくなりました♪
— ぱごすけ (@pagos_ke) July 2, 2017
このシーンは毎回涙腺崩壊です。
いままで気丈に母を演じてきたメルが帰国した母の前でようやく娘に戻れました。
ここからラストへの爽やかな展開がダイスキです♪#コクリコ坂から pic.twitter.com/hQv51Iw2iu
「コクリコ坂から」の結末ラストについてですが、原作も映画も同じなのです。
主人公の2人が異母兄弟ではないというオチなのはどちらも変わりありません。
恋愛要素がある物語だけど、結末は一緒なんだね。
しかし、調査してみると原作では映画で描かれていない2人のその後がわかるのだとか。
原作がどのように終わったのかも一緒にご紹介できればと思います。
結末ラストはジブリも原作も一緒!
#コクリコ坂から とても良かったです。こんな話しだったんだ。見たはずなのに複雑で 前はちょっとわかってなかったんだな。
— Jima (@doramanine) August 21, 2020
メルが風間俊と兄妹と知った夜 お母さんとお父さんがいる 夢のシーンで涙腺がやられた💧ラストのエスケープからの真相 良かったです。 pic.twitter.com/aqgI3F27OR
「コクリコ坂から」の結末は原作も映画でも変わりなく描かれています。
原作でも映画でも、俊とメルの父親が同じで兄妹ではないかという疑惑が浮かぶのですが実際は違ったという結末。
戸籍上では父親は同じでしたが、本当の父親は別にいて2人の血は繋がっていないことがわかるのですね。
メルの父親は俊を引き取ろうとしたけど、それが難しかったんだよね。
原作と映画とで結末が違うと、違和感を感じる原作ファンもいると考えられますので、その辺りは計算されたものではないでしょうか。
いずれにしても「まさか!」「そうだったの?!」と驚く結末ですね。
原作では主人公たちのその後もわかる!?
今夜放送のコクリコ坂から
— うらん (@uranjunNYA) August 20, 2020
ヒロインのお相手が風間俊なのも、その親友役で風間俊介大先生が声をあてられてるのも知っているけれど。
原作のコクリコ坂からがとても好きだったので、あまりにも世界観も時代背景も登場人物の作画も変わっていて、未だ見たことないのです。 pic.twitter.com/h9HNd5jafz
実は原作では、映画では描かれていない2人のその後が描かれています。
2人の血が繋がっていないことがわかり、お互い意識しあって生活するものの、俊は大学へ進みメルは楽しく生活している姿が描かれているんだとか。
しかし原作は本当の結末を迎える前に連載が終わったといい、噂では打ち切りになったのではと言われています。
もっともっと2人のその後が知りたかった…。
映画とは違う2人の姿が見られるので、また映画とは違う楽しさがあるはず。
それでも、最後の最後まで2人がどうなったのか知りたかったのも本音ではないでしょうか。
まとめ
映画「コクリコ坂から」。
— Warashina(藁科知之) (@twarashina) September 17, 2022
1980年の佐山哲郎さんの漫画原作。最初の数回は特には響かなかったのだが、何度も見るととても良い作品。この時代に生きてみたい気もする。
学校シーンが多いが夜のシーンがとても好き。ジブリTOP5に入る作品。#コクリコ坂から#宮崎吾朗#佐山哲郎#カルチェラタン pic.twitter.com/27WKav8aIO
今回は「コクリコ坂から」のジブリと原作との違い、結末ラストにも違いがあるのかを解説いたしました。
- 「コクリコ坂から」ジブリと原作との違いは?
→主に違いは5つある - 結末ラストにも違いがある?
→結末ラストは原作も映画も同じ
今でも中古で原作が販売され、わざわざ購入する人も多いようですので、気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
原作を探してみようかなぁ。
映画とは違う楽しみ方ができるのは間違いないと思いますよ。