天空の城ラピュタ「飛行石」のモデルはなんの石?紋章との関係や意味や由来も紹介!
映画「天空の城ラピュタ」の登場する飛行石のモデルがなんの石がご存じですか?
また、ラピュタと飛行石の紋章との関係や意味や由来も気になりますね。
言われてみると、飛行石のことは詳しく知らないなぁ。
ここで分かることは以下の通り。
- ラピュタの飛行石のモデルはなんの石なのか
- ラピュタと紋章との関係と意味・由来は?
飛行石のことが分かると、さらに映画を深く楽しめるはずです!
Contents
【ラピュタ】飛行石のモデルはなんの石なの?
パズーは「なぜ雲が晴れたのか気になってたんだ」と言いますが、実は龍の巣はラピュタにより人工的に作られた低気圧だったのです。王家の血筋を引く者が飛行石を持ってラピュタに近づくと、雲が消える仕組みになっています。#天空の城ラピュタ pic.twitter.com/pDkm2yVZ6E
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) August 12, 2022
飛行石のモデルとなった石は、フローライトというものだと言われています。
ホタル石とも言われており、飛行石のような青い色だけではなく黄色や緑色もあるんだとか。
あまり聞いたことのない名前だね。
他にも多くの石がモデルなのではないかと考えられている中で、なぜフローライトが有力視されているのでしょうか。
その理由は、調査してみると「確かに!」と思えるものでしたよ。
フローライトの謎が解けると映画の見かたが一気に変わり、さらに面白いものになるはずです。
モデルはフローライト!
美し過ぎる鉱物の世界。 蛍石(フローライト,fluorite)です。 全て同じ鉱物ですが産地によって色が違います。 有名な作品である天空の城ラピュタの飛行石のモデルになった鉱物です。 #鉱物 #蛍石 pic.twitter.com/e3lRQhsinP
— 黒野(クロノ) 禁石中 (@gaina4087) December 19, 2015
ラピュタに登場しパズーとシータの出会いのきっかにもなった飛行石ですが、モデルとなった石はフローライトと呼ばれるものです。
日本語名では、ホタル石とも言われており加熱することで発光する性質があるんだとか。
ホタル石っていう名前なら聞いたことあるかも!
飛行石は美しい青色ですが、実際のフローライトには黄色や緑色もあり、どの色もキラキラと透明感のあるもの。
実は他にもモデルなのではないかという石はあるのですが、公式からはモデルとなった石は発表されていません。
ラピスラズリもモデルじゃないかと言われているみたい。
では、どうしてフローライトが有力視されているのか、次節以降に解説いたします!
フローライトがモデルと言われている理由は?
昨日「天空の城ラピュタ」見てて思い出したんだけど、従来の「飛行石は #ラピスラズリ じゃないか」説に加えて最近は #ラブラドライト 説や #フローライト 説 もあると聞いて妙に納得した😌 #バルス祭りに飛行石っぽい石を挙げる pic.twitter.com/hJomvtb8R3
— たをやめ💎宝石とかのネタをつぶやくよ (@tawoyame_gem) August 12, 2022
フローライトがモデルではないかと言われている理由は以下の通り。
気になるところです!
- 青色に透明感がある
- 紫外線を当てると光る
- 結晶が八面体
青色に透明感がある
ラピュタに登場する飛行石は透明感のある青色が特徴的ですが、実際のフローライトも青色が美しいのです。
例えば、モデルではないかと言われている候補のラピスラズリにはフローライトほどの透明感はないんだとか。
ここまで美しい石も珍しいのかもしれませんね。
小さいころの飛行石みたいな石が落ちていないか近所探したなぁ…。
紫外線に当たると光る
フローライトは紫外線に反応し発光する性質があり、飛行石も強い光を出すシーンがありますね。
実は光る性質のある石で最初に発見されたのがフローライト!
熱を入れると赤くなって砕けて光るらしい。
映画内では洞窟の中で光っていましたが、この特別な性質が宮崎駿監督の目に止まったのかもしれません。
結晶が八面体
フローライトには割れやすい方向があり、その結晶は八面体です。
ここでお気づきの方もおられるでしょうが、ラピュタの中にある巨大な飛行石も八面体でしたね!
割れやすい方向がある特性のことを「へき開」といいます。
フローライトの結晶の形は、まさに飛行石でモデルと言われていることに納得いってしまうくらいでした。
【ラピュタ】飛行石の紋章との関係や意味・由来を紹介!
映画に登場する飛行石には特徴的な紋章が刻まれていますが、あれは王家の紋章なのです。
飛行石とラピュタには深い関係があることがこれではっきりしますね。
おもちゃのペンダントでよくムスカが壁に飛行石を押し当てるシーンを真似しました…。
また、あの紋章自体がラピュタを表していることをご存じですか。
私は何年も何気なくあの紋章を見てきましたが、調査するごとに新しい発見があり、また映画を見たくなってしまいました!
ラピュタの王家の紋章!
飛行石は王家の血を引く者以外が身に付けても浮遊能力はなく、また、呪文の詠唱も意味を成さない。
— モリアーキ (@moriaki13) February 23, 2018
つまりクリリンが「バルス」と言っても意味がない。
左手は添えるだけなのである。 pic.twitter.com/6XcvEhS9N3
飛行石に刻まれている紋章は、王家の紋章。
ラピュタの中の壁にも同じ紋章が描かれており、飛行石の紋章を近づけるとラピュタの中へと入ることができます。
王家の人間が持たないと飛行石は力を出さないんだよね!
飛行石を持っていることが王家の人間であるという証になるので、シータは王家の末裔ということですね。
何となく飛行石の紋章だなぁとしか思っていませんでしたが、王家の紋章と言われると何だかとてつもないパワーを感じます!
紋章はラピュタを表している!
飛行石のマークは、空中に飛んでいる翼のある街がイメージされています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 12, 2022
下のおわんは半球体を表わしていて、翼は細く描くと大変になるので木のようにしたそうです。#天空の城ラピュタ #ラピュタ pic.twitter.com/ebAypoB0TR
あの紋章自体が一体何を表しているのかをご存じですか?
実は、紋章はラピュタそのものを意味しているのです。
翼の生えた紋章の上部はラピュタの街の部分を表しており、下のおわんのような部分はラピュタの下部の半球体を表しているんだとか。
言われてみれば、そう見えるね!
上の部分と下の部分を合わせると、ラピュタ全体を表すことになります。
私は何度も映画を見ましたが、あの紋章がまさに「空に浮いている島」そのものだったのですね!
飛行石の由来は宮崎駿監督の愛読書?!
飛行石は、宮崎駿監督が子どものころに読んだ、福島鉄次の『沙漠の魔王』という絵物語に登場した、持つと飛ぶことができる石を元ネタにしています。#天空の城ラピュタ #ラピュタpic.twitter.com/X9yNvCSmuW
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 12, 2022
ここまでラピュタと飛行石の関係を解説してきましたが、そもそも飛行石の由来は何なのでしょうか。
実は、飛行石は宮崎駿監督が幼少期に読んだ「沙漠の魔王」という本に登場するのです。
初めて聞くほんの名前!
「沙漠の魔王」は、魔王が香炉から出てきて飛行石の力を使って飛び回る描写があるのだとか。
この本の飛行石も持っていれば空を飛べるというもので、ラピュタの設定と同じですね。
ここから着想を得たんだね。
宮崎駿監督が幼少期に感じたワクワクが時代を経て私たちを楽しませていると考えると、ジブリ作品の偉大さを感じます!
まとめ
そういえば自分のカバンに飛行石と王家の紋章がぶら下がってたの忘れてた。
— NA (@hoshinoyakata) January 15, 2016
(なぜ持っている?) pic.twitter.com/PaL8HdaPLC
今回は、ラピュタの飛行石のモデルはなんの石なのか、紋章との関係と意味・由来を解説いたしました。
- ラピュタの飛行石のモデルはなんの石なのか
→フローライトが有力説 - ラピュタと紋章との関係と意味・由来は?
→王家の紋章で、紋章はラピュタそのものを表している
→飛行石の由来は「沙漠の魔王」の飛行石
何度も映画を見ましたが、調査すればするほど初めて知ることがたくさんあり、大人でもワクワクします!
飛行石がほしくなる…。
飛行石のことを知っているだけでも映画をより一層楽しめそうですね。