紅の豚

紅の豚の舞台はどこの国が元ネタ?モデルとなった時代も調査

紅の豚 舞台
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紅の豚の舞台はどこの国が元ネタ?

モデルとなった時代は?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 紅の豚の舞台はどこの国が元ネタ?
  • モデルとなった時代は?

以上の2点について調査していきます。

【紅の豚】どこの国が元ネタ?

『紅の豚』は、1992年に公開された作品。

飛行機乗りである豚の姿の主人公、ポルコ・ロッソの生き様を描いています。

綺麗な海が出てくるけど、モデルの国があるのかな?

舞台となっているのは、イタリア

しかし、モデルとなったと言われている国は他にもあるのです。

一つだけじゃないんだね。

詳しく調べていきましょう。

クロアチアやギリシャも舞台になった!

劇中では、ポルコたちが飛行機で空を飛んでいるシーンがよく登場します。

下には真っ青な海も広がっていますが、あれはイタリアのアドリア海のこと。

どこにあるの?

アドリア海とは、イタリア半島とバルカン半島に囲まれている地中海の海域です。

また、劇中でポルコたちが過ごしていたあの綺麗な街並み。

印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

それにもモデルがあるの?

実は、クロアチアのドゥブロヴニクが舞台なのです。

その旧市街は世界遺産にも登録されており、アドリア海の「真珠」と呼ばれるほど綺麗な景勝地。

一度でいいから行ってみたい!

さらに、飛行機でしか行くことのできないポルコの隠れ家。

あの場所はギリシャのザキントス島がモデルとなっています。

白い砂浜とアクアブルーの海が本当に綺麗だよね。

ヨーロッパの各地域が舞台となっていることが分かりました。

とても綺麗な景色で、惹きつけられますね。

主題歌はフランス語?

『紅の豚』の主人公のポルコ・ロッソという名前は、実はイタリア語。

舞台となった国もイタリア語ですし、徹底していますね。

名前に意味があるの?

ロッソが「赤い」、ポルコが「豚」という意味。

また、この二つの単語を合わせると「臆病者」という意味もあるんだとか。

知らなかった!

そんなイタリア風な本作ですが、なんと主題歌の「さくらんぼの実る頃」はフランス語。

どこか切なさを漂わせる恋愛の歌です。

ポルコとジーナの関係にぴったりの歌だね。

二人の恋愛模様を描くにあたって、宮崎駿監督はどうしてもこの歌を使いたかったのでしょう。

【紅の豚】舞台のモデルとなった時代は?

劇中には「戦争」や「反乱」というワードがたびたび登場します。

実際にポルコも元軍人でした。

いつの時代の話なの?

『紅の豚』は、1920年代がモデルとなっています。

当時はどんな時代だったのか、見ていきましょう。

厳しい時代だった!

舞台は第一次世界大戦後。

アメリカの株式が大暴落し、世界中に不況の波が広がります。

するとどうなるの?

資本主義各国は、なんとか不況から脱出しようと試みますが、1930年に投入しても景気は回復せず。

各国は自国の経済力や軍事力を高めようとし、他国と対立していきます。

他の国の地域を侵略や占領しようとしたんだね。

その国同士の領地争いは、第二次世界大戦まで引き起こすことに。

映画の中でも、フィオがガソリンの値段のあまりの高さに不満を漏らすシーンも。

不景気の中、さらに新たな戦争も始まろうとしていて、不安定な時代だったんだ。

ポルコは知人たちに、飛行機乗りが冒険家で稼げる時代は終わったんだと、軍への入隊を勧められますが断っていました。

実は、彼は戦争に対してあまり肯定的ではないと言われています。

紅の豚は反戦映画?

本作は戦争の影があった時代のお話であることが分かりました。

実は、宮崎駿監督は戦争をすることに対して否定的な意見を持っています。

それなのに戦争時代のお話を描いたのはなぜ?

昔は軍人としてたくさんの人を殺めた過去があるけれど、今はそんな過去のことを悔やみどんな悪人でもトドメはささないと決めているポルコ。

カーチスとの空中戦でも、最終的には飛行機を降りて子どもの喧嘩のような取っ組み合いで決着をつけていました。

言われてみればそうだね。

監督自身の「戦争で人を殺めるべきではない」という思いを、登場人物たちの人物像にも反映させたのでしょう。

反戦の思想を掲げる一方で、監督は飛行機への強い憧れを持っているんだとか。

『風立ちぬ』でも飛行機のことが取り上げられているね。

そういった矛盾も、人間という生き物の心の複雑さなのだと考えると面白いですね。

まとめ

紅の豚の舞台はどこの国が元ネタ?

モデルとなった時代は?という疑問について解説しました。

その結果、

  • 紅の豚の舞台はどこの国が元ネタ?
    • イタリアのアドリア海
    • クロアチアやギリシャも舞台となった
  • モデルとなった時代は?
    • 1920年代の世界恐慌の時代

以上のことが分かりました。

舞台となった国や時代背景を知ると、もっと映画を楽しめそうですね。

イタリアやギリシャなどにも、聖地巡礼に訪れてみてはいかがでしょうか。

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