借りぐらしのアリエッティ「ジブリじゃない!」と言われる理由は?物語の内容なの?
ジブリ映画、借りぐらしのアリエッティが、一部で「ジブリじゃない!」と言われているんです。
調査してみると、理由は様々あるよう…。
そもそも作品がジブリなのか、疑問に思う人がいるみたい。
その理由は、物語の内容が原因なのでしょうか?
今回は、借りぐらしのアリエッティが「ジブリじゃない!」と言われている理由と、その理由が物語の内容なのかを調査してみましたので、ぜひご覧ください。
Contents
【借りぐらしのアリエッティ】ジブリじゃないと言われる理由とは?
アリエッティ面白いよね。
— NとTのヴィクティム (@NT_victim) August 28, 2020
駿監督じゃないからジブリ作品ではハズレと言われたりするけど、この小人の視点の描き方と冒険活劇感はその後のスタジオポノック作品にも活かされてる。
ただ、『メアリと魔女の花』はジブリ作品と見間違うほどジブリ感があったという皮肉(^_^;)#金曜ロードSHOW pic.twitter.com/yH3iXvSntk
借りぐらしのアリエッティが「ジブリじゃない!」と言われているのは、宮崎駿が監督を担当していないことが理由ではないかと考えます。
この作品は、ジブリで数多くの作品を手掛けた、宮崎駿や高畑勲ではなく、次世代の育成のために米林宏昌が監督を担当しました。
ジブリと言えば、この2人というイメージだね。
しかし、監督は米林宏昌ですが、宮崎駿も作品には関わっており、彼の意見も反映されている作品なんだとか。
それでは詳しく解説していきますので、ご覧ください。
米林宏昌監督の作品だから
住んでるアパートのコミュニティセンターにある図書館で、なんとジブリ作品を発見しました!大好きな借りぐらしのアリエッティを読んでみよっかなーと思いきや、これは読んじゃいけないとしか思えない子供の可愛いメモがあったので我慢しました。
— ソンちゃん⭐️ (@vFocvqSG03KO5YT) November 21, 2020
週末はジブリ映画정주행しようかな😊💖#韓国 #ジブリ pic.twitter.com/CjozPtD58p
借りぐらしのアリエッティは、2010年に公開された映画で、米林宏昌が初めて監督を担当した作品です。
この作品が誕生するまで、ジブリ作品は、宮崎駿と高畑勲が監督を担当することが多かったのですが、2人とも高齢でした。
そこで、次世代育成のために米林宏昌が選ばれたのです。
これからのジブリを任されて、責任重大だね!
米林宏昌は、この作品以前からジブリ作品に携わっていましたが、30代という若さでの大抜擢だったそう。
ジブリ=宮崎駿か高畑勲というイメージが、刷り込まれているので、監督の名前が違うと違和感を覚える人もいたようですね。
宮崎駿は企画・脚本に関わっている
【津軽】
— 桜子さんぽ@東京歴史さんぽ (@sakurakopalm2) May 14, 2023
津軽地方南部に盛美園という庭園があります。ここにある盛美館という和洋折衷の建物は宮崎駿監督の『借りぐらしのアリエッティ』のモデルになったと言われています。ジブリの社員旅行で立ち寄って取材したそうです。盛美園は津軽地方特有の大石武学流という流派の庭園で、意匠が独特でした。 pic.twitter.com/RI7lV36uqz
監督は米林宏昌が担当したものの、宮崎駿はこの作品の企画・脚本に携わっています。
この作品は「床下の小人たち」という、イギリスの児童小説が原作で、企画の段階で宮崎駿が選んだので、彼の意見が大いに含まれた作品であるのは、間違いないでしょう。
宮崎駿も作品に関わっていたんだね。
今までのジブリ映画にはあまりなかった、男女二人の揺れ動く心を描く部分が繊細に描かれており、作品自体は恋愛要素が多く含まれています。
監督の米林宏昌は少女漫画好きだそうで、恋愛ものを担当するのには、もってこいの人材を宮崎駿は選んだのかもしれません。
少女向けの雑誌とかも好きだったみたい。
もし、宮崎駿がこの作品で監督をしたら、全く違う作品が出来上がっていたのかもしれませんね。
【借りぐらしのアリエッティ】ジブリじゃないと言われる理由は物語の内容なの?
『借りぐらしのアリエッティ』2010年スタジオジブリ制作のアニメ映画。原作はメアリー・ノートン「床下の小人たち」、監督 は 米林宏昌、企画は宮崎駿である。最終興収は92.5億円になり2010年度興行収入邦画第1位。 pic.twitter.com/bmTqZ9ucT7
— 映画の館 Cinema Paradiso (@cinema_eiga) January 8, 2023
借りぐらしのアリエッティが「ジブリじゃない!」と言われているのは、少なからず、物語の内容も理由に含まれていると考えます。
監督の米林宏昌は、今までのジブリになかった新しい要素を取り入れることに挑戦。
ジブリ作品は、メッセージ性の強い作品が多いよね。
また、ジブリ作品は、非常に動きのある映像が印象的なものが多いですが、この作品にはまた違う魅力があるのではないでしょうか。
それでは、詳しく解説しますのでご覧ください。
今までのジブリになかった要素がある!
17/22 借りぐらしのアリエッティ
— ashitaka (@likemyfreinds13) February 23, 2023
2010年公開
米林宏昌監督作品
人間に見られてはいけない。
アリエッティのお父さんの人間性と、翔のおばあちゃんの人間性に最近は惹かれてしまいます。#ashitakaチャレンジ pic.twitter.com/imGCB9wUec
今までのジブリ作品は、壮大な世界が舞台となることが多かったです。
同じ恋愛要素が含まれる作品で「耳をすまぜば」がありますね。
少女と少年の関係を描いているのは似ている要素ですが、雫の想像の世界にも話は広がっています。
言われてみれば、描かれている世界の規模はいつも広いね。
しかし、借りぐらしのアリエッティは、小人と少年の交流という部分を丁寧に描いている作品で、他のジブリ作品と比べると、描かれている世界は狭く感じてしまうのかもしれません。
描く世界を限定し、人物の心の動きを、ここまで丁寧に描くジブリ作品があまりないので、ジブリではないという人がいるのではないでしょうか。
他の作品と比べてアクションが少ない
アマゾンでジブリのDVDセットをポチりました。宮崎駿監督以外のいろんな監督の作品集。その名も『ジブリがいっぱい 監督もいっぱい コレクション 』(笑)。耳をすませば、猫の恩返し、借りぐらしのアリエッティ、コクリコ坂からなどなど!あらためてじっくり楽しむ予定です。 pic.twitter.com/I3QAK53Wgw
— 竹本泰蔵 (@takemoto_taizo) November 2, 2023
ジブリ作品には、非常に動きのあるダイナミックな映像が印象的な作品が多いですが、借りぐらしのアリエッティには、ジブリ特有の動きのある映像が少ないと言われています。
先に述べた作品と比較しますが「耳をすまぜば」には、バロンと雫が空を飛び回る動きのあるシーンがありますね。
しかし、この作品はどちらかというと、美しく、細かい映像にウエイトを置いた作品であると考えます。
小人の家とか、家具とか!細かくて、きれいな映像だよね!
ジブリの他作品も十分、映像は美しいですが、小人の世界と人間の世界を繊細に美しく見せる映像は圧巻です。
また、何となく見ていると見逃してしまいそうな、細かい小人の動作、所作も丁寧に描かれており、何度見ても飽きない映像になっているのではないでしょうか。
まとめ
『借りぐらしのアリエッティ』の監督の第一候補は、宮崎吾朗監督でした。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) June 11, 2023
『ゲド戦記』以後、次回作の決まらない吾朗監督に、父親の駿さんが誘ったそうですが、自分の作りたい作品ではないため断ります。
そして、当時アニメーターだった米林宏昌さんを監督に推薦したのが、吾朗さんでした。 pic.twitter.com/oTSmODzU78
今回は、借りぐらしのアリエッティが「ジブリじゃない!」と言われている理由を調査しました。
この作品が「ジブリじゃない!」と言われているのは、監督が米林宏昌であることが理由の一つ。
ジブリと言えば宮崎駿と高畑勲というイメージが脳に刷り込まれている…。
また、物語の内容が今までのジブリにはない要素を、取り入れた作品だったことも、ジブリじゃないと言われるようになったのでしょう。
借りぐらしのアリエッティの、物語の内容自体は、非常に面白い作品ですので「まだ観たことがない」という方、「何度も観てるよ」という方も、ぜひ観てみてくださいね!