もののけ姫

シシガミ様は実在した?元ネタやモデルとなった「シシガミの森」の場所はどこにあるのか解説します

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【もののけ姫】は室町時代の日本が舞台なので、モデルとなった場所に行ってみたいですよね。

タタラ場やシシガミの森、アシタカがいた村はどこなのか知りたいところ。

アシタカたちが見た景色が見れるなら見てみたい~!

ポイント
  • 【もののけ姫】でシシガミの森のモデルになった場所は?
  • シシガミ様は実在したのか?空想なのか?
  • タタラ場やアシタカがいた村の場所は?

一度は行ってみたいあのシーンのあの場所も登場しますので、ファン必見ですよ!

【もののけ姫】シシガミの森のモデルはどこ?

シシガミの森のモデルは屋久島説が有力。

なぜなら制作スタッフが現地へロケハンへ行っているからです。

公式ではないけど、ほぼほぼ屋久島がモデルで間違いなさそう。

屋久島の中でも白谷雲水峡は映画のシーンによく似た場所が登場していますよ。

まるで本当に金色の鹿やコダマが出てきそうな場所なので、一度は行ってみたいですよね♪

それでは詳しくみていきましょう!

なぜ宮崎駿は屋久島説をモデルに選んだのか?

屋久島は鹿児島県にある島で、屋久杉をはじめ樹齢2,000年以上の巨木がいくつも発見されている原生林。

島の約20%が世界自然遺産に登録されており、自然豊かな植物や独自の生態系は屋久島ならではの魅力ですよね。

本州で見るような、人工的なスギ林とは全然違うだろうね!

美術監督などのもののけ姫制作スタッフが屋久島へ行き、シシガミの森のイメージを膨らませたのだとか。

屋久島がそのままモデルになっているというより、あくまで宮崎駿監督の中にあるシシガミの森のイメージを補強するものだったそう。

日が差さない森の中は苔むしていたよね。

屋久島は照葉樹という一年中葉が落ちない木がたくさん生えているため、日が差さず苔が生えている場所も。

それをモデルにしたシシガミの森は薄暗くてちょっと不気味だと感じる方も多いのではないでしょうか。

人の手が入った明るい里山やスギ林とは違う、森の太古の姿を残す屋久島の景色は神秘的なシシガミの森の雰囲気にぴったりですよね。

シシガミ様は実在したのか?

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出典元:スタジオジブリ(作品静止画)

シシガミ様は、宮崎駿の中での空想上の生き物の設定になっているので、実在していないキャラ設定になっています。

宮崎駿曰く「下級の神として描いた」との事である。

下級神としてシシ神が存在する一方で、モロの一族や猪神などはどのようなカテゴリーに属するのかは不明である。だが、日本を含むアジアには神使としての狐や鹿や牛や猪や狼などの動物が見られ、鯨や狐や蛇やトカゲや蛙などが修行して、竜や鯨神等に神上がりするという伝承が見られる事から、劇中で見られた他の動物神は「神使または神話級の神に至る前段階の存在」とも考えられる。

まぁ、実在してたら相当ヤバいんだけどね…

白谷雲水峡がシシガミの森にそっくり!

屋久島の中でも「白谷雲水峡」といわれる場所は映画のワンシーンによく似ています。

いくつか紹介していくよ!

実際に屋久島へ行くときは、ガイドツアーのコースに組み込まれているかチェックしてくださいね♪

苔むす森

怪我人を背負うアシタカとコダマのシーンや、手負いの乙事主がシシガミのもとへ向かうシーンなど苔むした森の様子は印象的でしたよね。

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出典元:スタジオジブリ(作品静止画)

ここへ行くガイドツアーがほとんどらしいよ!

シシガミに怪我を癒してもらい、アシタカが目覚めるときの苔の水滴など細かいところも屋久島の森の様子からインスピレーションを受けたのではないでしょうか。

辻の岩屋と太鼓岩

傷を癒したアシタカとモロが会話をする有名なシーン。

太鼓岩へのトレッキングは最も過酷だそうですが、アシタカが見た広大な森の景色は見てみたいですよね。

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出典元:スタジオジブリ(作品静止画)

モロが乗ってた大きな岩、ほんとにあるんだ~!

アシタカとサンが寝ていた場所のモデルとなった辻の岩屋はほんとうに人が寝られるくらいの広さがあるそうですよ。

小杉谷橋

アシタカが玉の小刀をサンに渡すよう山犬に渡すシーンは、大きな岩がたくさん転がっていましたよね。

あの場所もモデルがあったんだ!

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出典元:スタジオジブリ(作品静止画)

大きな花崗岩がゴロゴロしている川は屋久島でよくみられる景色なんだとか。

こちらは白谷雲水峡から少し離れた場所にあります綺麗な景色なので、ぜひ訪れてみてくださいね♪

【もののけ姫】タタラ場やアシタカがいた村の場所は?

タタラ場やアシタカがいた村の場所やモデルについても紹介します。

エミシの一族だから北の方だっけ…?

  • タタラ場→島根県奥出雲の菅谷たたら山内
  • アシタカがいた村→青森県、秋田県にまたがる白神山地

アシタカは東北地方に住んでいたというエミシ一族出身のため、東北から島根県までヤックルで行ったということですね。

アシタカの体力とヤックルの脚力には驚きです!(笑)

島根県の菅谷たたら山内がタタラ場のモデル

タタラ場とは簡単にいうと製鉄所のこと。

中国地方では昔から製鉄が盛んでしたが、明治以降数が減り現存しているのは島根県奥出雲の「菅谷たたら山内」だけなんだとか。

山内(さんない)はそこで働く人たちの集落のことだよ。

トキたちが踏鞴(ふみふいご)という送風装置を交代で動かしている、大きな屋根の建物を覚えているでしょうか。

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出典元:スタジオジブリ(作品静止画)

作中で「大屋根」といわれていましたが、正式には「高殿(たかどの)」という製鉄のための炉がある場所。

菅谷たたら山内にもよく似た建物があり、使っていた当時の姿が残る貴重な建物です。

他の建物もタタラ場っぽいよ。

アシタカと男たちが通夜をしている場所やタタラ場の人々の居住区など、長屋が軒を連ねている様子も【もののけ姫】を思い起こさせますね。

アシタカがいた村は東北の白神山地

エボシに出身を聞かれ、「東と北の間より」と答えていたアシタカ。

東北地方、中でもアシタカがいた村のモデルとなったのは白神山地といわれています。

白神山地は屋久島と同じく世界遺産に登録されていますが、森の様子が少し違うんだとか。

屋久島はスギや照葉樹が生えていて、薄暗いところもあるんだよね。

白神山地はブナという落葉樹の原生林で、葉が落ちるため森に日が入ります。

アシタカがヤックルと走った森は木漏れ日のある明るい森で、シシガミの森とは雰囲気が違いましたよね。

白神山地も屋久島と同じくスタッフがロケハンし、実際に見ることでアシタカがいた村とシシガミの森の違いを描き分けた意図が見えてきます。

宮崎駿監督は『照葉樹林文化論』という書籍にとても影響を受けているそうだから、気になる方はチェックしてみてね。

また、実はアシタカがエミシ一族の長となるべく育てられた少年だということは公式パンフレットにも書いてあります。

エミシは縄文先住民の末裔でもあり、ヒイさまや男たちが会合をしていた場所には縄文土器によく似た模様の土器もあります。

この場所は岩手県平泉市の「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」という岩壁に沿って建てられたお堂にそっくりなんだとか!

建物の中に岩がせり出してて、確かに似てる!

まとめ

【もののけ姫】でシシガミの森のモデルはあるのか、アシタカがいた村やタタラ場の場所はどこなのかご紹介しました!

まとめ
  • 【もののけ姫】でシシガミの森のモデルは?
    →屋久島。公式ではないが、スタッフがロケハンに行っている。
  • タタラ場の場所は?
    →島根県。奥出雲の「菅谷たたら山内」がモデルとされている
  • アシタカがいた村はどこ?
    →東北地方で、青森県・秋田県にまたがる「白神山地」がモデルとされている。(達谷窟毘沙門堂もそっくり!)

日本各地の場所を参考にしているんだね!

明確に「ここがモデルです!」というより、さまざまな場所から宮崎駿監督のイメージに近いモチーフを参考にしながらオリジナルで作っているということがわかりましたね!

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