ゲド戦記の原作者が激怒した理由は?小説との世界観の違いに作者がキレる事態に!|ジブリの世界に興味津々♪
ゲド戦記

ゲド戦記の原作者が激怒した理由は?小説との世界観の違いに作者がキレる事態に!

ゲド戦記 原作者
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2006年に公開された、スタジオジブリの『ゲド戦記』は、宮崎吾朗監督のデビュー作品です。

この映画『ゲド戦記』に、原作小説があるのをご存知ですか?

知ってるよ、本編4巻と外伝2巻あるんだよ♪

作者は、独特の世界観を持ち、SFファンタジーの女王とも呼ばれるアメリカの小説家。

実は、その原作者が激怒しているのだとか!

どうやら、原作小説と映画『ゲド戦記』の世界観の違いにキレる、という事態になっているようです。

誰が原作者をキレさせたのか、気になる〜。

原作者が激怒してキレる事態とは、一体なにがあったのでしょうか。

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【ゲド戦記】原作者が激怒した理由は?

原作者が激怒したのは、スタジオジブリが約束を守らなかったから。

どんな約束をしたのかなぁ。

『ゲド戦記』の原作者はアメリカの作家で、アーシュラ・クローバー・ル=グウィン。

彼女は、自分の大事な作品を映画化するにあたり、スタジオジブリに対し、いくつかの条件をだしました。

その条件を受け入れたはずのスタジオジブリでしたが、約束は守られず、ル=グウィンを激怒させてしまったのです。

仕事をする上で大事なのは信頼関係なのに…。

”守られなかった条件”の内容を詳しく見ていきましょう!

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激怒したのは約束を破られたから!

ル=グウィンからスタジオジブリへの条件は2つ

  • 映画は宮崎駿が監督をすること。
  • 原作を忠実に描くこと。

この条件を承諾したはずのスタジオジブリでしたが、約束は簡単に破られてしまいます。

ん〜難しい条件ではないよね。

ル=グウィンは、最初にオファーがあったとき、まだ作品が完結していないことや、日本のアニメをよく知らないなどの理由で、映画化を断っていました。

ですが数年後、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に感動し、あらためてオファーを受けることにしたのです。

ところが、当時の宮崎駿監督は別の作品に取り掛かっていたこともあり、複雑な心境だったそう。

今さらOKされても…って思っちゃったのかな。(汗)

そこで白羽の矢が立ったのが、息子である宮崎吾朗氏。

ル=グウィンは、宮崎駿監督に撮ってほしいという条件を出していましたが、すでにここで約束は破られてしまいます。

さらに、映画は宮崎吾朗監督の完全解釈によって描かれたため、原作とはまるで違う内容に。

これでは原作者が怒るのも、無理はないですよね。

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映画は原作を無視した内容になった?

『原作を忠実に描いてほしい』と願ったル=グウィンの思いは、完全に無視された内容となった、映画ゲド戦記。

宮崎吾朗監督によると、初めは原作通りに作る予定だったそう。

それが、原作者の希望だったからね。

ですが、自分はなにがしたいのか、どうしたらいいのかが、わからない状態だったので、宮崎駿監督の『シュナの旅』を参考にすることにした、と語っています。

宮崎吾朗監督の完全解釈と、さらに他の作品を参考にするということは、原作の内容とは違ったものなりますよね。

約束が守れてないことに気づいてないのかな?

ル=グウィンの『原作を忠実に』という条件は、あっさり無視された形になりました。

【ゲド戦記】小説との世界観の違いに作者がキレる事態に!

あまりにも無神経な、宮崎吾朗監督の行為が起爆剤となり、原作者は怒りの思いを公式に発表することになります。

完成した映画ゲド戦記は、原作小説の世界観と全く違うものでした。

静かにキレてるよね。(汗)

映画ゲド戦記は、原作小説「さいはての島へ」を元に作られていますが、その解釈は宮崎吾朗監督によって、大きく変えられていたのです。

上映会に招待されたル=グウィンは、「これは私の本ではない、いい映画です。」とだけ伝えたそう。

褒めてる感じはしないけどな。

宮崎吾朗監督は、この言葉を褒め言葉だと受け取り、公式ブログで発表。

これを聞いたル=グウィンは、宮崎吾朗監督に反論するように「原作の精神とは全く異なる」「支離滅裂だ」と、ご自身の公式サイトで発表することになったのでした。

登場人物の設定があまりにも違いすぎた!

原作と映画の世界観を変える大きな原因のひとつに、登場人物の設定があります。

どのように違うのか、詳しく見ていきましょう。

だいぶ違うみたいだよね。

アレン

原作のアレンは、父親を殺す設定ではありません

これに対してル=グウィンは、「意味がわからない」という内容のコメントをしています。

確かに映画の中でも、アレンがなぜ父親である王を殺してしまったのか描かれていないので、謎のまま。

理由もなく自分の父親を殺したってことかな。

原作のアレンは、王からの命令で大賢人のゲドに会いに行くというもの。

その後二人は共に旅をして、最終的にアレンは「王」となり、国を治めることになります。

テルー

原作のテルーは4歳くらいの小さな女の子。

親に虐待され、火の中に放り込まれた結果、一命は取り留めましたが、顔半分はケロイド状になり、言葉もうまく発することができない状態にあります。

年齢が違いすぎるねー。

映画でも、テルーの顔に火傷の跡が描かれていますが、これに対してもル=グウィンは、綺麗に描かれすぎていて過去の悲惨さが伝わってこない…とコメント。

ハイタカ(ゲド)

本名はゲド、原作では主人公として登場します。

映画の主人公はアレンですから、ここでも原作と大きく違う設定であることが、わかりますね。

主人公が変わっちゃってるんだね。(汗)

原作とは、全く違う設定になっている登場人物たち。

自分の本にでてくる人物と同じ名前なのに、「中身が全然違う、知らない人だ」とがっかりした様子も。

ル=グウィンは、原作提供したことをとても後悔したことでしょう。

タイトルの変更に作者がキレた話

驚くことに、宮崎吾朗監督は『ゲド戦記』のタイトルを『遠い旅の終わりに』と、変更する予定だったそう。

題名を変えるのは、やり過ぎだと思うな。

これを聞いたル=グウィンは、大激怒。

自分の小説が、“原作”だと発表されているにも関わらず、内容もタイトルも変わってしまったら、もはや誰が書いた話なのか、わからなくなってしまうと批判しています。

そりゃ、キレるよね〜。

ル=グウィンは、最終的なコメントに「これは私の本じゃない。」と話していました。

これは怒りを通り越して「呆れた」といった感じでしょうか、残念ですね。

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『ゲド戦記』をスマホやパソコンで観る方法

ところで、『ゲド戦記』をスマホやパソコンで観る方法があるのはご存知ですか?

ジブリ作品って日本じゃ著作権の絡みでツタヤとかゲオのレンタルでしか観れないんじゃないの??

そうなんです。ジブリ作品は日本国内で放送権を持っているのは「日本テレビ」だけなので、動画配信サービスでは配信できないんですね。

ただし、それは日本国内での話であって、実は海外のNetflix (ネットフリックス)だとジブリ作品が見ることができます!

それって大丈夫なの?

もちろん、大手のVPNサービスを使うので危ないどころか、、ITセキュリティスペシャリストから高い評価を得ているサービスなので安心して『ゲド戦記』を観ることができます♪

詳しいことは、こちらの記事で紹介していますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

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まとめ

ゲド戦記の原作者が激怒したのはなぜか、小説の世界観が違いすぎて、作者がキレる事態となった真相をご紹介しました。

相当、怒ってたよねー。

実は私、他のジブリ作品とはちょっと雰囲気の違う、この「ゲド戦記」という作品が好きなんです♪

ただそれは、原作小説を読んだことがないので、原作者の思いや、その世界観を感じることがなかったからかもしれません。(汗)

原作を読んでいたら違いが明確だから、きっとがっかりしたね。

自分の作品が映画化されるにあたり、ことごとく条件を無視されたわけですから、原作者が激怒し、キレる理由もわかりますよね。

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