君たちはどう生きるか「ワラワラ」の正体は何者?人間の命になる意味も考察

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akinko
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スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』。

登場する数々の不思議なキャラクターの中でも、ワラワラの正体が何者なのか気になっている人が多いようです。

ワラワラって一体何者なのかな?

そこでこの記事では、この白くてかわいい不思議な生き物の秘密に迫っていきますよ。

この記事で分かること
  • 君たちはどう生きるかの「ワラワラ」の正体は何者なのか?
  • ワラワラがかわいいと言われる理由も調査!
  • ワラワラが人間の命になる意味も考察してみた!

こういった疑問にお答えします!

「やがて人間になるんだよ」とキリコが語ったワラワラ。

その言葉の意味を考察してみましょう!

君たちはどう生きるか「ワラワラ」の正体は何者?

物語には、ワラワラと呼ばれる神秘的な存在が登場します。

彼らは無数に存在していて、ふわふわと空中を漂いながら、時には塔の中へ吸い込まれていく様子が印象的。

ワラワラかわいい!

キリコがいずれ人間になると眞人に話していたことから、ワラワラは生まれる前の魂や、生命の源といった存在として描かれていると推測できます。

でももしそうなら、塔が崩壊したあとの現実では新しい命が生まれないことになってしまうのでは?という疑問も生じてきますよね。

ワラワラは人間になるの?

ワラワラはかわいい?

映画を観た多くの人が「可愛かった!」と感じたように、ワラワラの見た目はとても親しみやすく、どこかいやされるような不思議な魅力を持っています。

白くてやわらかそうな身体には小さな手足がついていて、まるで子どもの想像力からそのまま飛び出してきたかのよう。

SNSなどでは、「ワラワラのグッズが出たら絶対欲しい!」「ワラワラを見ているだけでいやされる」といった声も多く上がっていて、その人気とデザイン性の高さがうかがえます。

見ているだけでなごやかな気持ちになるね!

ジブリ作品ならではの丁寧なキャラクターデザインの裏には、「命とは何か」という問いかけが隠れていました。

ワラワラ、深いよ!!

ペリカンに成長するという噂について調査してみた!

『君たちはどう生きるか』を観た人の間で、ワラワラは最終的にペリカンになるのでは?という説が噂されていますが、真相はどうなのでしょうか。

劇中では、ワラワラがペリカンに襲われる場面がある一方、老いたペリカンが死にそうになっている描写も見られました。

眞人が大叔父の後継者になることを拒んだ背景には、これらのシーンが大きく関与していると思われます。

色んな解釈ができるね!

見た目こそかわいらしい存在ですが、実はペリカンの犠牲として消費される衝撃的な運命を背負っているワラワラ。

この、ペリカンがワラワラを捕食するという構図は、命の循環や現実社会の理不尽さをも表しているように感じました。

また、ペリカン=戦争でもうけてきた人間という見方もあって、眞人の父親を暗に表しているともとれます。

そう考えると、2者の関係は単なる生態系の中の捕食者と被捕食者ではなく、もっと深い社会的メッセージを含んでいるのかもしれませんね。

まず、ワラワラが犠牲になる存在として描かれている点ですが、これは純粋で無垢な子ども達や弱者が、気づかぬうちに何かの利益のために消費されていく現代社会の構造を象徴しているのではないでしょうか。

ペリカンは戦争でお金を稼いできた人間の象徴で、他者の犠牲の上で繁栄を得ている大人達を指しているとも読み取れます。

特に眞人の父親が軍需工場の経営者であることを考えると、彼の家族や国のためという正義が、実は誰かの犠牲によって成り立っていたという皮肉を感じさせます。

このことから、ワラワラはペリカンの餌であり、ワラワラがペリカンに成長するという噂は間違っていると言えるでしょう。

ワラワラはペリカンにはならないのね!

【君たちはどう生きるか】ワラワラが人間の命になる意味も考察

キリコのセリフをそのまま受け取るなら、ワラワラは命の種のような存在だと考えられます。

つまり彼らは、人間として新しく命を得る前の純粋なエネルギー

ワラワラは命の種とも言えるのね。

一方で、純真無垢なワラワラたちがペリカンに食べられてしまうという扱い方は、命がどのように価値を持つのかという問いかけにも思えます。

彼らは命の始まりであると同時に、終わりでもあるのですね。

宮崎監督はワラワラを通して、「命」に人間がどのように関わっているかを観る人に突き付けているのかも知れません。

その意味を考察してみましょう!

ワラワラは人間になるって本当?

「人間になる」と言われていたワラワラですが、その過程や結果についての描写はほとんどなく、観る者に解釈をゆだねているように思えます。

たしかに、ワラワラがどこかへ吸い込まれていくような描写はありますが、それが具体的に人間に生まれ変わる瞬間であるとは説明されていないのです。

それぞれの想像に任せるということかな!?

むしろその不確かさこそが、命や存在のあいまいさを表現しているのかもしれません。

さらに、物語の後半、世界が崩壊していくようなシーンでも、キリコをはじめとする登場人物たちはワラワラの運命について深く触れることはありません。

命が消えていくかもしれない瞬間にすら、それを受け止めるような感情的な描写がないのです。

なぜだろう?

そのことから、塔の中で起こっていた事は現実ではないのでは?という疑問が生まれます。

もしかしたらあの世界は眞人が抱えている葛藤や成長への不安など、彼の心の中を映し出していた可能性が高いのではないか、と感じました。

現実じゃない可能性が高いのね!

人間の命になる意味を考察!

「人間の命になる」という言葉には、生物学的な意味合いを超えて、もっと象徴的で深い意味が込められているように感じられます。

それは、単に細胞が分裂し、形を持つ存在になるという過程ではなく、存在としての目覚めや魂が宿る瞬間といった精神的な側面をも示しているのではないでしょうか。

作中に登場するワラワラは、まさにその象徴。

まだ形を持たない命の原型として、命のはじまりや生まれ出る前のイメージを体現していると推測できます。

ワラワラは、眞人の生命へのイメージなのかも!?

これは、子どもである眞人が、自分なりに命について考え、想像した姿なのかもしれません。

つまり、子どもが抱く人間の命ってどうやって生まれるの?という素朴で根源的な問いに対する、彼なりの解釈がワラワラたちを生んだのでしょう。

眞人の解釈がワラワラたちを生んだのね!

また、劇中には印象的なシーンがありました。

少女が水の中で息を吐き、その泡が卵へと変化する場面。

これはまさに、命が生まれる神秘を表現したもので、観る人の心に深く残ります。

このような描写を通して、作品は私たちに、命とは何か?生まれるとはどういうことか?という問いを、静かに、しかし確かに投げかけているのかもしれません。

まとめ

この記事では、『君たちはどう生きるか』に登場する、白くて小さいかわいい生き物ワラワラの正体は何者なのか?

ワラワラが人間の命になる意味をさまざまな視点から考察してきました。

最後にまとめると

  • 君たちはどう生きるかの「ワラワラ」の正体は何者なのか?

→眞人の心の中にある生命への思い

  • ワラワラがかわいいと言われる理由は?

→可愛らしい見た目だが、命の犠牲といった重いテーマが込められている

  • ワラワラが人間の命になる意味も考察してみた!

→まだ形になっていない生命のイメージとして描かれている

監督自身が「自分でも訳が分からないところがある」と語っているように、この作品は答えが用意されていません。

観る人一人ひとりが自分なりの答えを見つけていくことで、作品をより楽しむことができそうですね。

自分なりの答えを見つけて楽しもう!

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